主なポイント
- JPモルガンは泰格医薬の目標株価を41香港ドルから39香港ドルに引き下げ、「ニュートラル」評価を維持しました。
- この引き下げは、第1四半期の利益が予想を下回ったことと、共同創業者に対する規制当局の調査を受けたものです。
- 格下げとニュースを受け、株価は3.19%下落して33.42香港ドルとなり、ほぼ1年ぶりの安値を付けました。
主なポイント

杭州泰格医薬科技(03347.HK)の株価は、規制当局の調査と期待外れの利益回復を理由にJPモルガンが臨床試験受託機関である同社の目標株価を引き下げたことを受け、一時3.19%下落し、ほぼ1年ぶりの安値を記録しました。
JPモルガンのアナリストはリサーチレポートの中で、「調査が会社の日常業務に与える影響は限定的であり、1か月以内に終了する可能性が高い」と述べる一方、第1四半期の利益パフォーマンスが期待外れであったことを指摘しました。野村證券も最近のレポートで、この調査が短期的には株価の重石になる可能性があると指摘しています。
JPモルガンは、泰格医薬の香港上場株の目標株価を41香港ドルから39香港ドルへと4.9%引き下げ、投資判断は「ニュートラル」を維持しました。同銘柄は香港市場で33.42香港ドルで取引を終えました。同銀行は、2026年から2028年までの同社の継続純利益予想を12〜14%引き下げました。泰格医薬の第1四半期の売上高は予想通りでしたが、継続純利益は前年同期比18%増の1.2億人民元にとどまり、50%以上の回復を見込んでいたJPモルガンの予想を下回りました。
今回の格下げは、中国証券監督管理委員会による共同創業者への規制調査と、アナリストに好印象を与えられなかったファンダメンタルズという、同社が直面している二重の圧力を浮き彫りにしています。この組み合わせが投資家心理を悪化させ、株価をほぼ1年ぶりの低水準に押し下げました。
株価の下落は投資家にとって重要なサポートレベル(下値支持線)を試す展開となっており、次の大きな材料はJPモルガンが1か月以内と見込んでいる規制調査の解決となります。利益回復の鈍化が続けば、アナリストによるさらなる下方修正につながる可能性があります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。