- 新規上場のAI開発企業、天数智芯(Tianshu Zhixin)が香港市場で12.71%急騰し、地元のハイテク株の上昇を牽引しました。
- この上昇は市場全体の慎重な姿勢とは対照的で、原油価格の高騰や地政学的緊張を背景にハンセン指数は0.7%下落しました。
- 瀾起科技(Montage Technology)も5.42%上昇、MINIMAX-Wは5.05%上昇し、中国のAIセクターに対する投資家の関心の高さが示されました。
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火曜日の香港株式市場ではAI関連株が上昇し、最近上場したばかりの天数智芯(Tianshu Zhixin、09903.HK)が12.71%高と牽引しました。一方、アジア市場全般は原油高やAI企業のバリュエーションに対する懸念から軟調な展開となりました。
今回のピンポイントの買いは、グローバルなテックセクターが厳しい目にさらされる中で、特定の中国AI銘柄に対する投資家の意欲が高まっていることを浮き彫りにしています。マイクロソフトやグーグルなどの巨人がAIインフラに数千億ドルを投じている一方で、ブームの持続性や割高なバリュエーションに対する疑問は根強く、投資家がより的を絞った新規上場企業に価値を見出す機会が生まれています。
この上昇局面で、天数智芯はこの日の高値で取引を終えました。同業他社も買われ、サーバー用チップメーカーの瀾起科技(Montage Technology、06809.HK)は5.42%上昇、AIモデル開発のMINIMAX-W(00100.HK)は5.05%上昇しました。この動きは、香港ハンセン指数が0.7%下落、中国本土の上海総合指数が0.1%下落するなど、地域ベンチマークが弱含みとなった日に見られたものです。
AIセクターの好調は、慎重な地域環境の中で起こりました。日本銀行が政策金利を据え置き、将来的な引き締めに向けた緩やかな道筋を示唆したことを受け、アジア市場はまちまちの結果となりました。米10年債利回りは4.37%近辺で安定し、オフショア人民元(USD/CNH)も小幅な動きにとどまりました。トレーダーらは、地政学的緊張の継続やホルムズ海峡付近での混乱を指摘しており、これが原油価格を数週間ぶりの高値圏に留まらせ、インフレ懸念を煽り、全体的なリスク許容度を押し下げました。また、OpenAIが内部の収益目標を達成できなかったというウォール・ストリート・ジャーナルの報道も、世界のAIセクターに対する不透明感を強めており、香港市場での集中的な上昇を注目すべき例外として際立たせています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。