主なポイント:
- シネマ・ユナイテッドは、パラマウントとWBDの合併に反対するため、各州の司法長官に書簡を送付した。
- 同ロビー団体は、この取引が競争を阻害し、地方の映画館に悪影響を及ぼすと主張している。
- この動きは、メディア大手に対する州レベルの独占禁止法調査を誘発する可能性がある。
主なポイント:

映画館の全国的な業界団体が、全米50州の司法長官に対し、パラマウントとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の合併計画を調査するよう求めている。この動きは、同取引にとって大きな規制上の障壁となる可能性がある。数千の映画館を代表するシネマ・ユナイテッドによるこのロビー活動は、統合された企業が市場を支配し、消費者や地方の映画館に不利益をもたらすと主張している。
シネマ・ユナイテッドの代表であるマイケル・オリーリー氏は、今週送付された書簡の中で、「最も苦しむのは、映画ファンと、アメリカのメインストリートで彼らにサービスを提供している映画館だ」と述べた。同氏は、合併後のスタジオが映画ラインナップの過度な部分を支配することになり、映画の上映料条件を交渉する際に映画館に対して不当な影響力を持つことになると主張した。
提案されている合併は、ハリウッド最大の映画スタジオ2社を統合し、膨大なコンテンツライブラリーと製作・配給の両面で強力な支配力を持つメディア大手を誕生させることになる。シネマ・ユナイテッドの書簡は、新会社が独立系映画館主のすでに薄い利益を圧迫するような条件を押し付け、閉鎖に追い込む可能性があるとの懸念を強調している。同団体は、単一のスタジオが国内興行収入の約40%を支配することは、競争を阻害すると主張している。
州レベルの規制当局へのこの訴えは、すでに司法省(DOJ)による厳しい精査に直面すると予想されている合併を巡る争いに新たな局面を切り開いた。各州の司法長官を巻き込むことで、シネマ・ユナイテッドはパラマウントとWBDに対する法的・政治的圧力を強めており、合併スケジュールの遅延や、さらには計画の中止に追い込む可能性もある。次の動きは、州司法長官たちが独自に独占禁止法調査を開始するかどうかの判断となる。
反対意見の核心は、単一の強力なスタジオが劇場公開市場を支配する可能性にある。主要なフランチャイズと膨大な映画カタログを支配することで、合併後のパラマウント-WBDはチケット売上のより高い割合を要求し、映画館に対してより厳しい条件を課す可能性がある。これは中小の独立系映画館の生存を困難にし、地域社会における消費者の選択肢や文化的多様性を減少させる恐れがある。シネマ・ユナイテッドからの書簡は、同団体がメディア業界の「有害な集約」と呼ぶ事態を防ぐための、州レベルでの介入を求める正式な要請となっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。