Key Takeaways:
- テスラは2026年第1四半期、デジタル資産に関し1.73億ドルの税引き後減損損失を計上した。
- 同社のビットコイン保有量は前期と変わらず11,509 BTCとなっている。
- 暗号資産関連の損失や売上高の未達はあったものの、好調なサービス事業の成長と利益率の改善が好感され、株価は4%上昇した。
Key Takeaways:

テスラ社(TSLA)は、第1四半期に保有するビットコインで1.73億ドルの税引き後減損損失を報告した。一方で、投資家が高利益率のソフトウェア収益の成長に注目したことで、同社株価は4%上昇した。
同社の第1四半期決算説明会において、経営陣は「ハードウェア関連の利益は、時間の経過とともにAI、ソフトウェア、およびフリートベースの利益の加速を伴うことになる」との見通しを示し、投資家はこの方針を好意的に受け止めた模様だ。
この電気自動車メーカーのビットコイン保有量は11,509 BTCと変わらなかったが、当四半期中にビットコイン価格が約9万ドルから6万8,000ドルに下落したため、損失の計上を余儀なくされた。この結果は、企業のバランスシートに暗号資産を保有することに伴うボラティリティを浮き彫りにしている。
時間外取引での4%の株価上昇は、投資家が同社のソフトウェアおよびサービスモデルへの移行を優先視していることを示唆している。同セグメントの売上高は前年同期比42%増の37.5億ドルに急増し、フルセルフドライビング(FSD、監視付き)の有効購読者数は51%増の128万人に達した。この成長に加え、全体の売上高総利益率が前年同期の16.3%から21.1%に改善したことが、仮想通貨関連の損失と売上高の未達を打ち消す形となった。
テスラが最初にビットコインを取得したのは2021年2月で、約15億ドルを投じて43,200 BTCを購入した。その1か月後には保有量の10%を売却。2022年7月までに保有量を9,720 BTCまで減らしたが、2025年1月に少額の追加購入を行い、現在の11,509 BTCに達して以来、その水準を維持している。
第1四半期の結果は、デジタル資産戦略が収益のボラティリティをもたらす一方で、投資家はテスラの高利益率なソフトウェアおよびサービス事業の成長をより重視していることを示している。FSD購読の継続的な拡大は、同社の第2四半期報告において注視すべき重要な指標となるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。