主なポイント:
- テスラ株は0.4%上昇の442.10ドル、6日続伸を記録
- 中国EVメーカーの理想汽車、小鵬汽車、蔚来汽車が第1四半期に予想を下回る決算を発表
- テスラの中国販売台数は4月までの累計で前年比15%減の約13万9000台
主なポイント:

テスラ株は6営業日連続で上昇して引けた。中国のEV競合各社の低調な決算や同社の中国販売が15%減少したことが重しとなる中での上昇となった。
テスラ株は0.4%上昇の442.10ドルとなり、6日続伸を記録した。投資家は同社からの具体的な人工知能(AI)に関する最新情報を待っている。
シティのアナリスト、ジェフ・チャン氏が追跡するデータによると、中国の新車販売は第1四半期に約7%減少した。世界最大の自動車市場における需要の逆風が浮き彫りになった。テスラは4月までの中国販売台数が約13万9000台で、前年比15%減少した。
理想汽車の株価は1.52%下落、小鵬汽車は0.06%下落、蔚来汽車は3.48%下落した。3社はいずれも今週木曜朝に発表した第1四半期決算が予想を下回った。小鵬汽車は17億8000万元(2億6260万ドル)の純損失を計上。アナリスト予想の8億1190万元の2倍以上に膨らんだものの、粗利益率は前年同期の15.6%から20.6%に拡大した。これらの未達にもかかわらず、3社は第2四半期の合計販売台数を約31万3000台と見通し、前年比9%増を見込む。第1四半期の5%増から改善する見通しだ。
米国以外での新たなFSD(完全自動運転)規制承認が得られていないことが、テスラ株の上値を抑えている。同株は年初来で1.7%下落したまま。投資家は、新たな地域でのFSD承認、テスラのロボタクシーサービスのさらなる都市への拡大、そして今夏に予定される最新バージョンの人型ロボット「オプティマス」のお披露目を待っている。
テスラは第1四半期末時点で約130万件のFSDサブスクリプションを報告した。米国の顧客は月額99ドルでドライバー支援システムを利用できる。このシステムは大半の運転タスクを処理できるが、常時監視が必要となる。
S&P500種株価指数は木曜日に0.58%上昇。ダウ工業株30種平均は横ばいで引けた。テスラ株はこの日の安値436.30ドルまで下落した後、回復してプラス圏で引けた。
今回の6日続伸は、テスラの完全自動運転技術に関する中国の規制承認の憶測に連動した短期的な上昇相場のパターンに沿ったものだ。この承認はまだ得られていない。これまでの上昇はいずれもその後反落し、同株は年初来でほぼ変わらずとなっている。
テスラにとって、次の材料は二者択一の様相を呈している。中国または欧州でのFSD承認が得られれば、同社のAIソフトウェア事業からの新たな収益源が開かれる。一方、下半期にずれ込めば、株価はレンジ相場に留まる可能性がある。今夏に予定されるオプティマスロボットのお披露目は、短期的な収益イベントではなく、長期的なストーリーを後押しする材料となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。