テラダイン(NASDAQ:TER)の株価は18%以上急落し、2025年3月以来最大の1日あたりの下落率を記録しました。人工知能(AI)需要に支えられた過去最高の第1四半期決算が、期待外れの第2四半期予測によって打ち消された形となりました。
「当社の第1四半期の業績は過去最高を更新しました。売上高の約70%がAI関連の需要に関連しており、今回の結果は当社の『ウエハーからAIデータセンターまで』という戦略の強さを反映しています」と、テラダインのグレッグ・スミスCEOは声明で述べました。
半導体試験装置サプライヤーである同社が発表した第1四半期の売上高は、前年同期比87%増の12億8000万ドルとなり、コンセンサス予想の12億1000万ドルを上回りました。調整後の1株当たり利益(EPS)は2.56ドルとなり、アナリスト予想の2.11ドルを大きく上回りました。好調な決算にもかかわらず、投資家が今後の見通しに注目したため、株価は前日終値の380.13ドルから急落しました。
市場の否定的な反応は、ひとえに同社のガイダンスに起因しています。経営陣は、第2四半期の売上高を11億5000万ドルから12億5000万ドル、調整後EPSを1.86ドルから2.15ドルと予測しました。売上高12億ドル、利益2.01ドルという中間値はウォール街の予想をわずかに上回っていますが、これらの数字は過去最高だった第1四半期から大幅な増収率の鈍化を意味しています。年初来107%の上昇を受けて、投資家は単なる通期枠組みの維持ではなく、大幅なガイダンスの引き上げを期待していました。同社は以前から下半期の減速の可能性を示唆しており、その警戒感が現在、株価の重石となっています。
この売り浴びせにより、テラダインの株価はトレーダーにとって重要なテクニカル指標である50日移動平均線を下回りました。テラダインのガイダンスに対する強い注目は、エヌビディアのような企業が膨大な需要を牽引し続けているAI半導体分野のサプライヤーにとって、いかに期待値が高いかを反映しています。テラダインの控えめな予測は、広範な試験装置市場における現在の急成長の持続可能性に疑問を投げかけています。投資家は今後、通期の見通しに修正があるかどうか、同社の次回の決算説明会でのコメントに注目することになります。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。