要点
- 初発膠芽腫を対象としたTLX101-TxのIPAX-2試験において、患者12名の登録が完了しました。
- 最大10GBqの投与量まで、用量制限毒性は確認されませんでした。
- 再発膠芽腫を対象とした極めて重要な第3相試験「IPAX BrIGHT」は、現在登録を継続中です。
要点

Telix Pharmaceuticalsは、新規に診断された膠芽腫を対象としたTLX101-Txの第1相試験「IPAX-2」において、患者12名の登録を完了し、用量制限毒性が認められなかったことを報告しました。
Telixのグループ・チーフ・メディカル・オフィサーであるデビッド・N・ケイド博士は、「患者の耐容性が良好であり、本試験で用量制限毒性が認められなかったことは、この標的放射性医薬品候補の継続的な開発を強力に後押しするものです」と述べています。
この試験は、オーストラリア、オーストリア、オランダの3つの用量漸増コホートで12名の患者を登録しました。最大投与量は10GBq(5GBqを2回投与)に達し、最大耐容量の決定という主要評価項目は試験完了時に確認される予定です。
今回の良好な安全性データは、膠芽腫で過剰発現するLAT1タンパク質を標的とした放射性医薬品療法であるTLX101-Txにとって、重要なリスク低減イベントとなります。同社はまた、再発膠芽腫を対象とした極めて重要な第3相試験「IPAX BrIGHT」においても、同候補薬の開発を進めています。
TLX101-Tx(¹³¹I-iodofalan)は、最も侵襲性の高い原発性脳腫瘍を治療するために、血液脳関門を通過するように設計された低分子化合物です。膠芽腫の生存期間中央値は診断からわずか12〜15ヶ月であり、ほぼすべての患者で再発が起こります。
過去の研究では、有望な生存データが示されています。再発膠芽腫を対象としたIPAX-1試験では、TLX101-Tx治療開始からの全生存期間中央値が13ヶ月であったと報告されています。極めて重要なIPAX BrIGHT試験は、この癌種に対して第3相開発段階に入った最初の放射性医薬品療法です。
IPAX-2の登録完了と良好な安全性プロファイルは、現在進行中の大規模な第3相試験にとって不可欠な裏付けとなります。投資家は今後、TLX101-Txプログラムの次のカタリストとして、最大耐容量の決定や、本試験からの初期の有効性シグナルに注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。