- 第1四半期の調整後利益は、堅調な海外販売により140%増の38.4億香港ドルに急増しました。
- 売上高はハイエンドテレビが牽引し、前年同期比15%増の292億香港ドルとなりました。
- 中信証券は、持続的な海外成長の可能性を理由に「買い」の投資判断を継続しました。

TCLエレクトロニクス・ホールディングス(1070.HK)が発表した第1四半期の調整後利益は、高級海外市場への戦略的な進出が功を奏し、前年同期比140%増の38.4億香港ドルに急増しました。
中信証券(CITIC Securities)のアナリストは5月20日付のリサーチレポートの中で、「今回の業績は売上総利益率の大幅な上昇と、海外におけるハイエンド製品のプロモーション成功によって牽引された」と述べ、同社株の「買い」評価を継続しました。
3月31日に終了した四半期の総売上高は、前年同期比15%増の292億香港ドルとなりました。主力のテレビ事業では販売台数と平均販売単価の両方が上昇し、特に北米と欧州での業績が予想を上回りました。また、インターネット事業や太陽光発電事業も収益性の向上に寄与しました。
この力強い決算は、TCLのプレミアム化と国際展開の戦略が実を結び、広範な家電市場の逆風を跳ね返していることを示しています。中信証券は今後の継続的な成長を予測しており、純利益は2026年に30億香港ドル、2027年に37億香港ドル、2028年に46億香港ドルに達すると見込んでいます。
同証券の予測に基づく今後3年間の予想株価収益率(PER)はそれぞれ13倍、11倍、9倍であり、妥当な評価であると説明されています。この肯定的な見立ては、市場がTCLの継続的な拡大による「海外配当」を依然として過小評価している可能性を示唆しています。
堅調な業績とアナリストの前向きな見通しは、TCLが海外のプレミアム市場セグメントを効果的に獲得していることを物語っています。投資家は、次回の半期決算において、同社がこの利益率の改善と市場シェアの拡大を維持できるかどうかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。