主なポイント:
- ターゲットは客足回復を背景に2026年度の売上高見通しを上方修正した。
- 第1四半期の調整後営業利益は前年同期比29.1%急増。
- 経営陣は通期利益が従来の1株当たり7.50〜8.50ドルのレンジの高値圏に近づくと予想。
主なポイント:

ターゲット・コーポレーションは6月30日、客足の回復により第1四半期の調整後営業利益が前年同期比29.1%増加したことを受け、2026年度の売上高見通しを上方修正した。
「当社の業績は、お客様が価値、利便性、新しさへの投資に応えていることで、幅広いカテゴリーで勢いがみられることを反映している」とブライアン・コーネル最高経営責任者(CEO)は声明で述べた。
5月3日に終了した四半期の調整後1株当たり利益は前年同期比32%増加した。同社は現在、2026年度通期の営業利益率が前年度から20ベーシスポイント以上改善すると予想し、利益は従来の1株当たり7.50〜8.50ドルのレンジの高値圏に近づくとの見通しを示した。今回の見通し上方修正は、ターゲットが2026年度入り前に裁量支出の軟化を警告していた慎重姿勢からの転換を示す。
今回の見通し引き上げは、慎重な消費支出の期間を経て、ターゲットの消費者エンゲージメントが強化されていることを示している。投資家は、特に前年同期との比較が厳しくなる中で、客足の勢いが年度後半まで持続できるかどうかに注目し、第2四半期の決算報告を注視するだろう。
ターゲットの好調な業績は、小売セクター全体でまちまちなシグナルがみられる中で際立っている。ウォルマートは第1四半期の調整後営業利益が5.1%増加し、電子商取引の成長と高利益率の広告収入に支えられた。ドル・ジェネラルは12.4%の利益増加を達成したが、これは主に売上成長ではなく、粗利益率が65ベーシスポイント改善するなど利益率の拡大によるものである。ターゲットの客足主導の回復は、裁量品目と日用品の両方のカテゴリーにわたっており、ビッグボックス小売業者の中で異例の存在となっている。
同社は、店舗の改装、当日配送オプション、独占ブランドの発売などに投資し、来店客数の増加を図ってきた。これらの取り組みは奏功しつつあるようで、所得層や地域を問わず消費者の反応を得ている。ターゲットは四半期の既存店売上高の詳細を開示しなかった。株価は発表後の時間外取引で上昇した。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。