主なポイント:
- 舜宇光学科技(サニー・オプティカル)の終値は10%超上昇し、香港上場のハイテク株全体の反発を牽引した。
- エヌビディアの好決算とスペースXの新規株式公開(IPO)計画への期待が投資家心理を押し上げた。
- 恒生(ハンセン)テック指数は4%超上昇。トレーダーらは、世界的なリスクオン姿勢の改善と地政学的緊張の緩和を指摘している。
主なポイント:

香港市場で舜宇光学科技(サニー・オプティカル、2382.HK)の株価は木曜日、投資家の楽観論が広がる中で10%超急騰し、同市のハイテク株セクターの広範な上昇を牽引した。恒生(ハンセン)テック指数が4.2%上昇する市場全体の上げ潮に乗り、株価は48.50香港ドルで取引を終えた。
「ハイテク株の上昇は、エヌビディアのような世界的リーダー企業の好決算と、米国のIPO市場への期待感の波及が相まって推進されている」と、モルガン・スタンレー・アジアの株式アナリスト、デビッド・ワン氏はリポートで述べている。「舜宇光学のような銘柄にとって、これは世界的な心理の改善に伴い、投資家が再びグロースストーリーに資金を投じる意欲があることを示している」
AFPのデータによると、恒生指数は0.3%上昇の25,716.38となった。香港市場の売買代金は活発で、20日平均を約15%上回った。「香港相互取引(ストックコネクト)」を通じた南向き資金は52億香港ドルの純流入となり、中国本土の投資家が香港株に対して強い買い意欲を持っていることを示した。
舜宇光学やハイテク・セクター全体の大きな動きは、投資家のポジショニングに潜在的な変化があることを示唆している。長期にわたる低迷を経て、今回の反発は、世界的なAIブームと、原油価格の下落に反映された地政学的懸念の一時的な緩和を背景に、同セクターの見通しが再評価されていることを示している。
香港市場の上昇は、アジア市場全体の上げ潮の一部だった。日本の日経平均株価は3.5%上昇し、韓国の総合株価指数(KOSPI)はサムスン電子で予定されていたストライキが回避されたことを受けて6.8%急騰した。
トレーダーらは、リスクオン姿勢の改善を促したいくつかの要因を指摘している。中東での和平合意への期待から、水曜日の原油価格は5%超下落し、インフレ懸念が和らいだ。同時に、ドル指数(DXY)は安定を維持し、オフショア人民元(USD/CNH)は7.25近辺で推移した。
ハイテク・セクターは、世界的な動向からも大きな後押しを受けた。半導体大手のエヌビディアが発表した四半期売上高は過去最高となり、ウォール街の予想を大幅に上回ったことで、AIハードウェアへの衰えを知らない需要が浮き彫りになった。これに加え、イーロン・マスク氏率いるスペースXのIPO計画の開示や、OpenAIの新規上場の可能性に関する報道が、世界中のハイテク投資家を熱狂させた。OpenAIの主要投資家であるソフトバンクグループの株価は、東京市場で20%急騰した。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。