主なポイント:
- 陽光電源(サングロウ)の第1四半期純利益は、前年同期比40.12%減の22.9億元となりました。
- 四半期売上高は18.26%減の155.6億元となり、2025年通期の成長から急転換しました。
- この業績発表は、同社が香港での重複上場計画を再開する中で行われました。
主なポイント:

中国の太陽光発電用パワーコンディショナ(PVインバータ)メーカーである陽光電源(Sungrow Power Supply Co.)は、売上高の急減に伴い、第1四半期の純利益が40.12%減少したと発表しました。これは、クリーンエネルギー大手にとって2026年の幕開けが厳しいものになったことを示唆しています。
同社は速報発表において、減益の理由を直ちには明らかにしませんでした。この結果は、通期で純利益が約22%増加した2025年の業績とは対照的です。
2025年通期では、陽光電源は前年比14.55%増の891.8億元の売上高を報告し、中核となるPVインバータおよび蓄電池部門は継続的な成長を見せました。同社は第1四半期の発表では、部門別のデータや業績予想を公表していません。
失望を誘う四半期業績により、同社が再開した香港証券取引所への上場計画に対する投資家の視線が厳しくなる可能性があります。深セン証券取引所に上場している陽光電源は、前回の申請期限が切れたことを受け、4月下旬に上場申請を再提出しました。
今回の減速は、陽光電源の強力な拡大期に続くものです。同社の提出書類に引用されたフロスト&サリバンの分析によると、同社は2024年時点で世界のPVインバータ市場で約25%という最大のシェアを誇っています。蓄電池事業も成長の重要な牽引役となっており、2025年には同部門の売上高が50%近く急増しました。
合肥市に拠点を置く同社は、今年初めに発表したポーランドの新しい20GW規模のインバータおよび12.5GWh規模の蓄電システム工場など、製造拠点の拡大に向けて資金調達を目指しています。
大幅な利益減少は、競争の激しい太陽光発電および蓄電池市場における需要と利益率の圧迫について疑問を投げかけています。投資家は、第1四半期の業績説明や2026年の見通し修正の有無を確認するため、詳細な財務報告書と経営陣のコメントを注視することになるでしょう。香港上場の成否は、成長の軌跡について投資家を安心させることができるかどうかにかかっています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。