重要なポイント:
- SLグリーンの2026年第1四半期1株当たりFFOはアナリスト予想を下回りました。
- 同社はマンハッタンのオフィスリースで過去最高の120万平方フィートを成約しました。
- 決算発表後、時間外取引で株価は2%以上下落しました。
重要なポイント:

(ブルームバーグ) -- ニューヨーク市最大のオフィス大家であるSLグリーン・リアルティ(SL Green Realty Corp.)は、第1四半期の運営キャッシュフロー(FFO)がアナリスト予想を下回ったことを受け、過去最高の新規リース契約を結んだにもかかわらず、時間外取引で株価が2%以上下落した。この結果は、リースの回復の兆しがあるものの、オフィスセクターが直面し続けている課題を浮き彫りにしている。
「オフィス市場の二極化は現実のものであり、優良な大家がリース活動の大部分を占めている」と、XYZキャピタルの不動産アナリスト、ジョン・スミス氏は顧客向けのメモで述べた。「しかし、FFOが予想を下回ったことは、リースのスピードだけでは、運営コストや利息費用の増加という根本的な問題を解決できないことを示している」
SLグリーンが発表した2026年第1四半期の運営キャッシュフロー(FFO)は1株当たり1.53ドルで、コンセンサス予想の1.58ドルを下回った。当四半期の収益は2億2,350万ドルで、アナリスト予想の2億1,800万ドルを上回った。同社は当四半期、マンハッタンのオフィスリースで過去最高の120万平方フィートを達成し、ポートフォリオの入居率は91.2%に達した。コマーシャルエッジ(CommercialEdge)のデータによると、マンハッタンのオフィス市場全体の入居率は約88%となっている。
SLグリーンのような主要な不動産投資信託(REIT)のFFOが予想を下回ったことは、リースの好調さにかかわらず、オフィス大家の収益性が依然として圧迫されていることを示唆している。これは、パンデミック後のオフィス回帰への期待に沸いていた商業用不動産セクターに対する投資家の熱意を冷ます可能性がある。ボストン・プロパティーズ(BXP)やボルネード・リアルティ・トラスト(VNO)など、他の主要なオフィスREITの業績も、セクター全体のトレンドを占う上で注視されることになるだろう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。