要点:
- 銀価格は2年ぶりの高値に急騰し、金をアウトパフォームした。
- 硫黄不足と中国による輸出禁止の可能性から、供給ショックのリスクが高まっている。
- 金銀比価の縮小は、銀のさらなる上昇の可能性を示唆している。
要点:

COMEXの銀先物価格は2026年4月14日、供給ショックを織り込む動きから3.2%上昇し、1オンスあたり28.15ドルで取引を終えた。
この動きの背景には、供給に対する二重の脅威への懸念がある。精錬に不可欠な硫黄の世界的な不足と、中国による輸出禁止の可能性に関する市場の噂だ。
ドル安を受けて貴金属全体が買われる中、銀のアウトパフォームが目立った。1オンスの金を購入するのに必要な銀の量を示す金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)は、年初の高値90から82に縮小した。取引所データによると、COMEXの登録銀在庫も第1四半期に15%減少している。
銀価格の上昇が持続すれば、銀需要の50%以上を占める太陽光パネルや電子機器製造といった主要産業部門の投入コストが増大する可能性がある。対照的に、金は1.1%増の2,320ドルと小幅な上昇にとどまった。市場の次の注目点は、来週発表予定の中国の貿易収支データとなるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではない。