- 主なポイント:
- ServiceNowは4月22日に2026年度第1四半期決算を発表予定で、アナリストはEPSを0.97ドルと予想しています。
- 本報告は、同社の新しいAI製品への需要と、割高な株価評価を正当化できるかどうかを問う重要な試金石となります。
- 市場全体は好調であるものの、NOWの株価は圧力を受けており、アナリストは競合他社と比較して高いEV/EBITDA倍率を懸念材料として挙げています。
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4月22日に発表されるServiceNowの第1四半期決算は、エンタープライズ・ソフトウェアと人工知能(AI)への期待感に伴う高水準のバリュエーションに対する投資家の意欲を占う試金石となります。市場引け後に発表予定の決算では、1株当たり利益(EPS)が0.97ドルと予想されていますが、焦点は同社のAI駆動型サービスが、株価を支えるために必要な力強い成長に結びついているかどうかに集まります。
Crude Value Insightsのアナリスト、ダニエル・ジョーンズ氏は、最近のレポートで「ホールド(維持)」格付けを割り当て、「卓越した経営実績と強固なバランスシートにもかかわらず、NOWは同業他社と比較してプレミアム価格で取引されている」と述べました。ジョーンズ氏は、今回の決算を前に、同社の高いEV/EBITDA倍率を懸念材料として強調しています。
今回の決算は、二極化する市場環境の中で発表されます。ハイテク大手が牽引してナスダック総合指数が史上最高値を更新する一方で、一部のSaaS(Software-as-a-Service)企業の株価は出遅れています。ServiceNowのサブスクリプション収益は、282億ドルの受注残を背景に2026年には20.7%の成長が見込まれていますが、投資家は現在、AIによる収益化の証拠を求めています。同社の株価は現在、予想PER(株価収益率)約23.8倍で取引されています。
今四半期の決算は、最近完了したサイバーセキュリティ企業Armisの買収が初めて完全に反映されるものとなり、セキュリティ・ソリューションにおける市場の大幅な拡大が期待されています。IBMやパロアルトネットワークスなどの同業他社も変化する環境に対応する中、中核プラットフォームのパフォーマンスや新しいAI機能の導入状況は、エンタープライズ・ソフトウェア・セクター全体のバロメーターとして精査されるでしょう。好決算であればAI成長のシナリオが再確認される一方、弱気な内容であれば、株価の評価がファンダメンタルズを先行しすぎているという懸念が現実味を帯びることになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。