Key Takeaways
- サタンデール・グループが上海銀行基金管理の株式20%を6,000万人民元で取得。
- 上海銀行は新合弁会社の株式80%を保有し、引き続き支配株主となります。
- この提携は、サタンデールのグローバルな専門知識を活用し、中国の投資家向けにクロスボーダー投資商品を開発することを目的としています。

スペインのサタンデール・グループは上海銀行基金管理の株式20%を取得しました。これに伴い、4月17日付で中国の公募投信市場において新たな中外合弁企業が誕生しました。
今回の動きは、公募投信のガバナンス構造を最適化するための積極的な措置と見なされており、これまで銀行系背景を持つ安定した国内資産運用会社として知られていた同社に国際的な視点を注入するものです。この出資比率の変更は中国証券監督管理委員会の承認を得ており、すべての工商登記の変更も完了しています。
株式譲渡後、上海銀行の出資比率は80%(出資額2.4億人民元)に低下し、サタンデール・インベストメント・ホールディングスが残り20%の株式を6,000万人民元で取得、第2位の株主となりました。2025年末時点で、上海銀行基金の非マネー・マーケット資産運用残高は1,651億人民元に達し、業界31位にランクされています。
1857年創業のスペインおよび中南米の大手金融グループであるサタンデールにとって、この提携は巨大な中国の資産運用セクターへの直接参入を意味します。2023年に適格国内機関投資家(QDII)ライセンスを取得した上海銀行基金にとっても、この取引はサタンデールのグローバルネットワークを活用し、従来の固定利回り商品を超えた「第2の成長曲線」を構築し、より多様なクロスボーダー投資ツールを提供する道を開くものです。
新たな株主となったサタンデール・インベストメント・ホールディングス(Santander Investment Holdings S.L.)は、サタンデール・グループの子会社です。1857年に設立された同グループは、スペインおよび中南米における主要な金融勢力であり、世界中に約1億7,800万人の顧客を抱えています。ザ・バンカー誌の2023年ランキングによると、サタンデールはTier 1資本ベースで世界第20位の銀行です。
上海銀行基金は、2013年8月に上海銀行(90%)と中国機械工業集団(10%)の国内合弁会社として設立されました。2023年7月、上海銀行が残り10%の株式を取得し、完全子会社化しました。今回のサタンデールへの20%出資は、所有権の変遷における第3段階であり、国内資本の法人から中外合弁企業への転換を象徴しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。