- サンリオは、3年間で10タイトルを開発するために100億円(約0.63億ドル)を投資し、新部門「サンリオゲームズ」を設立します。
- 第1弾タイトルは今秋にNintendo Switchで発売される予定で、第2弾は2027年3月までに計画されています。
- この動きは、2028年のハローキティ・ハリウッド映画化を含む、IP収益化の多様化に向けた広範な戦略の一環です。
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ハローキティの親会社である株式会社サンリオは、知的財産(IP)のインタラクティブ・エンターテインメントへの拡大を体系的に進めており、独自のビデオゲームブランド「サンリオゲームズ(Sanrio Games)」を立ち上げるために100億円(0.63億ドル)を投資すると発表しました。
「ヒット作を生み出すことができれば、新たな成長の柱となる可能性がありますが、現時点では全体業績に対するゲーム収益の貢献度はまだ非常に限定的です」と、岩井コスモ証券のシニアアナリスト、川崎朝明氏は述べています。「成功の鍵は、サンリオが強力なキャラクターIPマトリックスを活用して、真に魅力的なゲームコンテンツを提供できるかどうかにあります。」
同社は今後3年間で10タイトルのゲームをリリースする計画で、1プロジェクトあたりの開発費は約20億円と見積もられています。第1弾は今秋に任天堂のSwitch向けに発売される予定で、少なくとも6タイトルがすでに開発パイプラインに入っています。この投資は、サンリオが2月に通期の営業利益予想を7%増の751億円に引き上げた後に行われたもので、ゲーム部門からの短期的な損失は見込まれるものの、新規事業を支える本業の好調さに対する自信を示しています。
ゲームへの戦略的転換は、任天堂やバンダイナムコなどの競合他社が長年採用してきたモデルと同様に、サンリオの広範なキャラクターライブラリから新たな継続的収益源を創出することを目指しています。成功すれば成長を大きく加速させる一方で、高い開発コストと競争の激しい市場は大きなリスクとなります。この事業の成功は、サンリオの象徴的なIPをいかに魅力的なインタラクティブ体験に変換できるかにかかっています。
サンリオの収益多角化の動きはゲームにとどまりません。同社は映画分野でも大きな動きを見せており、2028年7月にはハローキティをテーマにした映画のハリウッドでの世界デビューを計画しています。これらの取り組みは、キャラクターライセンス会社から多面的なエンターテインメントプロデューサーへと進化し、世界的に認知されたブランドを新しいプラットフォームで活用して将来の成長を牽引しようとする協調的な努力を表しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。