Key Takeaways:
- 格付けの引き下げ:モルガン・スタンレーは、サンズ・チャイナの格付けを「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げました。
- 目標株価の削減:目標株価を21%引き下げて16.7香港ドルとし、同社株のバリュエーション・プレミアムを排除しました。
- アナリストの見解:この格下げは、第1四半期の決算が予想を上回ったものの、成長率が1桁台半ばに鈍化するとの予測を反映しています。
Key Takeaways:

モルガン・スタンレーは、成長鈍化の予測を受け、サンズ・チャイナ(01928.HK)の格付けを「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げ、目標株価を21%減の16.7香港ドルとしました。
「バリュエーション・プレミアムを排除した後の同社の評価は、競合他社(永利澳門および美高梅中国)と同水準になり、成長率が1桁台半ばに鈍化するとの予測を反映することになる」と、同ブローカーはリサーチレポートの中で説明しています。
この格下げは、好調な第1四半期業績にもかかわらず実施されました。サンズ・チャイナの調整後不動産EBITDAは6億3,300万ドルを記録し、前年同期比で18.3%増、前四半期比で4%増となり、同銀行の予想を上回りました。また、同社の中場(マス・マーケット)シェアも25.7%に達し、2024年第1四半期以来の最高水準となりました。
モルガン・スタンレーは、2026年から2028年までの調整後EBITDA予測を年間1%未満引き下げました。これは、より慎重なマージン想定を理由としていますが、予想を上回った第1四半期の結果によって一部相殺されています。
来客数や収益が回復傾向にあるものの、今回の格下げはマカオのカジノセクターに慎重な見方をもたらしています。サンズ・チャイナの第1四半期業績は旧正月期間中の収容能力の恩恵を受けましたが、現在はその成長の持続性に焦点が移っています。
経営陣が承認を求める予定の増配案は、控えめな成長見通しに対して株価を下支えする重要なカタリストとなる可能性があります。投資家は、取締役会の検討後の配当政策に関する発表を注視することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。