主なポイント:
- 第1四半期の調整後売上高は、LEAP航空機エンジンの旺盛な需要により、前年同期比19%増の57億ユーロに達しました。
- 民間アフターマーケットの売上高は22%増加し、航空交通の力強い回復を反映しています。
- サフランは2026年通期の売上高予測を引き上げ、現在は10%台前半の成長を見込んでいます。
主なポイント:

フランスの航空宇宙大手サフランは、LEAP航空機エンジンの納入急増とサービス部門の力強い回復に支えられ、第1四半期の調整後売上高が19%増加したと発表しました。この結果を受け、同社は通期の財務見通しを引き上げ、進行中の航空宇宙産業の回復に対する自信を示しました。
オリビエ・アンドリエス最高経営責任者(CEO)は声明で、「第1四半期の堅調な業績により、通期の見通しを引き上げる自信が持てました。需要は特にアフターマーケットサービスにおいて旺盛であり、納入の約束を果たすためにサプライチェーンの課題管理に注力しています」と述べました。
同社の売上高は57億ユーロ(61億ドル)に達し、推進部門の売上高は20%増、機器・防衛・航空システム部門の売上高は16%増となりました。ゼネラル・エレクトリック(GE)との合弁事業であるLEAPエンジンの納入数は、前年同期の367基から455基に増加しました。
好調な決算を受けてサフランの株価は取引開始直後に上昇し、航空宇宙セクターにおける堅調な需要が継続していることを示唆しました。同社は現在、通期の売上高成長率を、従来の1桁台後半から10%台前半へと引き上げています。これは、燃料コストの高騰を理由に最近業績予想を下方修正したユナイテッド航空など、航空業界の他のプレーヤーとは対照的です。
GEエアロスペースやロールス・ロイスなどの企業と競合する同エンジンメーカーは、航空機メーカーのエアバスやボーイングからの需要に応えるために増産を進めています。LEAPエンジンは、ベストセラー機であるボーイング737 MAXの2つのエンジンオプションの1つであり、エアバスA320neoファミリーにおいては独占的なエンジンとなっています。
業績予想の引き上げは、より燃費効率の高い新型航空機に対する強い需要が続くと経営陣が予想していることを示しています。投資家は、同社が増産に取り組む中で、継続的なサプライチェーンの制約や労働力不足をいかに乗り越えられるかを注視することになるでしょう。同社株の次の大きな材料は、7月に予定されている上半期決算発表となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。