瑞安生活、元取締役に1.2億香港ドルの損害賠償請求
瑞安生活(01922.HK)は、職務放棄および新規株式公開(IPO)資金の流用に関連し、元取締役の黄清平氏に対し1.2億香港ドルの損害賠償を求める訴えを起こしました。
同不動産管理会社は公告の中で、同社および子会社が3月26日に香港高等裁判所へ黄氏に対する訴状を提出し、資金回収に乗り出したことを明らかにしました。
今回の法的措置は、IPOによる調達資金のうち約1.2億香港ドルが黄氏の支配下にある複数の企業に送金されたという疑惑の調査を受けたものです。これに先立つ3月25日、裁判所は黄氏の香港内にある資産を請求額分まで凍結する臨時差し止め命令を下しました。この命令により、Silver Huang Holding Limitedが保有する1,000.2万株、およびSilver Wutong Holding Limitedが保有する389.57万株の処分が具体的に制限されています。
この訴訟はコーポレート・ガバナンスに対する重大な懸念を呼び起こしており、巨額の資金回収の見通しが立つまで、同社には財務的な不透明感が漂います。主要な保有株式の処分を禁じるこの差し止め命令は、4月2日に予定されている裁判の審問まで維持される予定です。
経営陣による不祥事の疑惑により投資家心理が悪化し、瑞安生活の株価には影が差しています。4月2日の審問結果が次の重要なカタリストとなり、資産凍結が維持されるか、また不明な資金の回収可能性がどの程度あるかが示されることになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。