主なポイント:
- リオティントのカリフォルニア州ホウ素資産に12社以上の入札者が関心を示しています。
- 売却が実現すれば、資産価値は最大20億ドルに達する可能性があります。
- この取引は、EVや高度な電子機器に不可欠な鉱物であるホウ素の需要拡大を浮き彫りにしています。
主なポイント:

ブルームバーグ・ニュースは金曜日、関係者の話として、リオティント(Rio Tinto Plc)の米国ホウ素資産に12社以上の潜在的な入札者が関心を示しており、評価額は最大20億ドルに達する可能性があると報じました。
2026年4月10日に公開されたこのレポートによると、世界最大級のホウ素供給源であるカリフォルニア州ボロンの採掘・精錬統合拠点を中心とした資産について、正式な入札プロセスが進められています。
具体的な入札者名は明らかにされていませんが、強い関心はホウ素の戦略的価値の高まりを浮き彫りにしています。この鉱物は、EV(電気自動車)のドライブトレインに使用される永久磁石の製造のほか、特殊ガラス、半導体、農業製品に不可欠です。20億ドルという潜在的な評価額は、米国を拠点とする重要材料の安定した供給源にプレミアムがついていることを示しています。
入札プロセスの終結が、同資産の評価における次の重要なカタリストとなります。評価額の上限に近い価格で売却されれば、重要鉱物のM&A市場が堅調であることを示唆し、他の米国拠点の鉱物生産者の評価にも影響を与える可能性があります。
今回の売却の可能性により、リオティントはポートフォリオを合理化し、鉄鉱石や銅などの主力コモディティに集中することができます。一方、買い手にとっては、この資産を取得することで、EVや防衛のサプライチェーンにおける主要な拠点を確保することになります。
ホウ素事業の評価額は、最近の他の特殊鉱物取引と比較しても良好です。参考までに、リオティントは2018年にケストレル粘結炭鉱の持ち分80%を22億5,000万ドルで売却しました。これは品目は異なりますが、同規模の取引です。今回の売却案は、市場の関心が従来の化石燃料資産から、クリーンエネルギーへの移行に不可欠な鉱物へと移っていることを強調しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。