主なポイント
- PHANCYは、映画・テレビ制作会社である歓喜伝媒(HUANXI MEDIA)の株式14.3%を取得するため、2億香港ドル以上を投資する。
- この提携には2,000万米ドルのAPIサービス契約が含まれ、3年間で計2億米ドル以上のサービス料収入を目標としている。
- 両社は映画製作向けのAIモデル開発、デジタル俳優の制作、インタラクティブな映画ゲームの開発を目指す。
主なポイント

AI企業のPHANCY(06682.HK)は、映画・テレビの制作プロセスに人工知能を統合することを目指し、歓喜伝媒(HUANXI MEDIA、01003.HK)の株式14.3%を2億香港ドル以上で取得する戦略的投資を発表した。
両社は共同声明の中で、この提携によりPHANCYのAI技術と歓喜伝媒の映画業界における専門知識を組み合わせ、制作、インタラクティブ・エンターテインメント、知的財産(IP)開発をカバーすると述べた。
取引の一環として、PHANCYの完全子会社であるファンシー・インターナショナルが、前日の終値と同じ1株あたり0.275香港ドルで、歓喜伝媒の新規株式7億3100万株を引き受ける。また、2年間で2,000万米ドルのAPIサービス枠組みを構築し、トークン消費量に基づき3年間で計2億米ドル以上のサービス料を目指すという広範な目標も設定された。
この提携は、テクノロジー企業が特定業界において大規模言語モデル(LLM)を収益化しようとする重要な動きを示している。歓喜伝媒に資本と技術的優位性を提供する一方、PHANCYにとってはエンターテインメント分野での長期的かつ大規模な収益源を確保することになる。このベンチャーが成功すれば、アジアの競争の激しいメディア市場において、AI駆動型のコンテンツ制作の新たなモデルとなる可能性がある。
両社は、歓喜伝媒のデータを活用した映画特化型AIモデルの学習を検討する。合弁事業の範囲には、映画・テレビコンテンツの共同制作、デジタルヒューマン俳優の開発、AIシミュレーションドラマシリーズ、インタラクティブ映画ゲームなどが含まれる。
ファンシー・インターナショナルは歓喜伝媒に対し、さまざまな大規模モデルのAPIサービスを提供し、費用は制作プロセスでAIを適用する際に発生するトークン消費量に基づいて請求される。取引完了の時期や必要な規制当局の承認については、現時点では開示されていない。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではない。