和平と引き換えに世界で最も重要な石油輸送の要衝を確保するというイランの提案は、現在のところワシントンから断固とした「拒否」に遭っています。
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和平と引き換えに世界で最も重要な石油輸送の要衝を確保するというイランの提案は、現在のところワシントンから断固とした「拒否」に遭っています。

和平と引き換えに世界で最も重要な石油輸送の要衝を確保するというイランの提案は、現在のところワシントンから断固とした「拒否」に遭っています。
敵対行為の完全停止と米国による封鎖の解除を条件にホルムズ海峡での攻撃を停止するというイランの提案に対し、ワシントンは強い懐疑心を示しており、紛争長期化の懸念から原油価格はまちまちの展開となりました。
「彼らが海峡を開放するという意味が、『イランと調整し、許可を得る限り海峡は開かれている。さもなければ爆破するし、金も払え』ということなら、それは海峡を開放していることにはならない」と、マルコ・ルビオ米国務長官はブルームバーグの取材に対して述べました。
市場の反応は不透明で、WTI原油先物(期近)は0.3%上昇の1バレル96.70ドルとなった一方、北海ブレント原油先物は0.1%下落の108.14ドルとなりました。ANZリサーチのアナリストは報告書の中で、両国間のこうした「押し問答」は双方の主張が依然として大きく隔たっている証拠であり、紛争の即時終結の可能性は低いと指摘しました。
焦点となっているのは、世界で最も重要な石油輸送の要衝の通行です。パキスタンやオマーンの仲介者を通じて伝えられたとされるイランの提案は、重要な外交上の駆け引きを意味しますが、米国はより広範な核合意なしにはこれを受け入れるつもりはないようです。トランプ大統領は封鎖を維持する意向を示しており、FOXニュースに対し、イランの石油パイプラインは多大な圧力を受けており数日以内に「爆発」する可能性があるとの見解を語りました。
外交的な動きは中東全域で繰り広げられています。イランのアッバス・アラグチ外相は、オマーンで「近隣諸国と世界全体に利益をもたらす安全な通行」の確保に焦点を当てた「重要な議論」が行われたことを認めました。これに先立ち、パキスタン政府高官とも会談しており、紛争緩和に向けた地域的な取り組みが浮き彫りになっています。
しかし、米国は納得していません。トランプ大統領の国家安全保障チームはこの提案を懐疑的に見ており、イラン港湾の封鎖が将来の核交渉における主要なレバレッジ(交渉材料)であると考えています。米国の立場は、ホルムズ海峡に関するいかなる合意も、両国間のより広範な戦略的問題から切り離すことはできないというものです。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。