主なポイント:
- NZドル/米ドルは、米労働市場報告の発表を控えて0.5950水準の上方を維持しています。
- エコノミストは、4月の米雇用者数伸び率が3月の17万8,000人から6万2,000人へと大幅に減速すると予想しています。
- 予想を下回る雇用統計は米ドルを弱める可能性がありますが、強い数字が出れば押し上げ要因となるでしょう。
主なポイント:

金曜日のニュージーランドドルは、対米ドルで0.5950を堅調に上回って推移しました。世界の通貨市場は、採用活動の急減速が予想される極めて重要な米雇用統計を前に、慎重な姿勢をとっています。
「市場全体が非農業部門雇用者数(NFP)の結果を待っている状態です。米ドルに実質的なボラティリティをもたらすには、コンセンサスからの大幅な乖離、特に弱い数字が必要だ」と、あるシニアFXストラテジストは述べています。
米ドル指数は取引序盤でわずかに低下し、広範な不確実性を反映しました。ユーロは1.1743ドルに上昇し、英ポンドは1.3583ドルに上昇しました。慎重なムードが広がる中、ロイター通信がまとめたエコノミスト予想では、4月の非農業部門雇用者数はわずか6万2,000人の増加にとどまり、3月の17万8,000人から急減すると見られています。この予測は、最近の新規失業保険申請件数報告を受けてのもので、同報告はサイクル最低平均を記録したものの、FRBにとっては「望ましくない種類の労働市場の冷え込み」と見なされ、労働市場の潜在的な複雑さを示唆しています。
雇用統計は、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しを左右する主要な要因です。数字が弱ければ、経済が冷え込んでいるという根拠となり、利下げの可能性が高まります。これは米ドルを弱め、NZドル/米ドルのような通貨ペアを押し上げることになります。逆に、驚くほど強い結果となれば、そのシナリオは崩れ、インフレ圧力が持続する可能性を示唆するため、米ドルが強含み、NZドル(キウイ)には下押し圧力がかかるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。