主なポイント:
- 2026年のネットワーク・インフラ売上成長率予測を、従来の6-8%から12-14%へ引き上げ
- 第1四半期のAIおよびクラウド顧客向け売上が49%急増し、10億ユーロの新規受注を獲得したと発表
- IPおよび光ネットワークの通期合計成長率は18-20%に達する見込み
主なポイント:

ノキア(Nokia Oyj)はネットワーク部門の売上予測を大幅に引き上げ、人工知能(AI)インフラへの投資の奔流が、予想を上回る速さで通信機器市場を再編していることを示唆しました。発表を受け、同社の株価は上昇しました。
ジャスティン・ホタード社長兼CEOは木曜日の声明で、「光ネットワークおよびIPネットワークの成長想定を引き上げており、AIおよびクラウド顧客からの需要加速を取り込むための投資を行っている」と述べました。
同社は現在、2026年のネットワーク・インフラ事業の成長率を12%〜14%と予測しており、前回の予測である6%〜8%から大幅に上方修正しました。この修正は、AIワークロードを処理可能なデータセンターの構築を急ぐハイパースケール・クラウド・プロバイダーからの需要急増に支えられています。ノキアは、第1四半期だけでこの顧客セグメントから10億ユーロの受注を記録したと報告しました。通期では、データセンター向け製品の中核であるIPおよび光ネットワーク事業が合計で18%〜20%成長すると見込んでいます。
利益率の高いデータセンター市場へのこの戦略的転換は成功しており、5Gモバイル機器の需要鈍化を補うのに役立っています。同社の第1四半期の比較営業利益は54%増の2億8,100万ユーロとなり、アナリストの平均予想である2億5,000万ユーロを上回りました。AIおよびクラウド顧客向けの売上は同四半期に49%増加し、現在ではグループ総売上高の8%を占めています。この動きは、米国を拠点とする光技術のスペシャリストであるインフィネラ(Infinera)の買収によって強化され、データセンター間を接続する重要な光伝送分野において、シエナ(Ciena)やシスコ(Cisco)といったライバルとの競争力を高めています。
ノキアのネットワーク・インフラ部門の第1四半期売上高(為替変動の影響を除く)は6%増加し、特に光ネットワーク事業が20%増と牽引しました。IPネットワーク部門も3%の成長を記録しました。
同社は、通期の比較営業利益の見通しである20億ユーロ〜25億ユーロの「中間点をやや上回る」水準で推移しています。かつては携帯電話で知られた同社が、世界的なAIインフラ構築において極めて重要な役割を確立し、戦略的転換に成功したことが今回の堅調な決算で浮き彫りとなりました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。