主なポイント:
- ニューモントの第1四半期の調整後EPSは2.90ドルで、コンセンサス予想の2.18ドルを大幅に上回りました。
- 売上高は前年同期比46%増の73.1億ドルに達し、予想の65.7億ドルを超えました。
- 同社は1オンスあたり4,900ドルという過去最高の平均実現金価格を達成し、前四半期から16%上昇しました。
主なポイント:

(ブルームバーグ) -- 金産出最大手のニューモント(Newmont Corp.)が発表した第1四半期の調整後利益は1株当たり2.90ドルとなり、貴金属価格の歴史的な高騰の恩恵を受けてウォール街の予想を軽々と上回りました。今回の決算により、同社は利益と売上高の両方で6四半期連続の予想超えを達成しました。
ニューモントのトム・パーマー最高経営責任者(CEO)は声明で、「第1四半期の力強い業績は、安全とオペレーショナル・エクセレンスに対するチームの注力の証です。通期のガイダンスを達成し、株主に価値を提供し続けるための万全の体制が整っています」と述べました。
デンバーに本拠を置く同社は、売上高が46%増の73.1億ドルに達し、コンセンサス予想の65.7億ドルを上回ったと報告しました。このうち金販売が60.4億ドルを占め、前年同期から42%増加しました。今四半期の平均実現金価格は1オンスあたり4,900ドルで、第4四半期から16%上昇しました。
世界最大の金生産者であるニューモントの株価は時間外取引で1.6%上昇し、年初来では11%上昇しています。金先物相場は今年8.8%上昇していますが、1月29日に記録した1オンスあたり5,354.80ドルの過去最高値からは12%反落しており、その中での好調な業績となりました。
ニューモントは、2026年通期の生産ガイダンスである約530万オンスの達成に向けて順調であることを確認しました。また、同社はオーストラリアでの2つの事業を含む、短期的で最も収益性の高いプロジェクトに14億ドルを投資する計画です。
ニューモントの好決算は、鉱業大手のフリーポート・マクモラン(Freeport-McMoRan)の業績とは対照的です。同社はインドネシアの鉱山での生産遅延により金と銅の販売が減少し、株価が12%下落しました。
ニューモントの好調な決算は、金価格が鉱山会社の収益性に与える大きな影響を浮き彫りにしています。投資家が市場のボラティリティや地政学的緊張を注視する中で、金は引き続き重要な焦点となっています。VanEck金鉱株ETF(GDX)は、2026年に15%以上上昇しています。
ガイダンスの据え置きは、経営陣が金市場の継続的な強さに自信を持っていることを示唆しています。投資家は、設備投資や生産予測に関する最新情報を得るため、7月に予定されている第2四半期決算説明会を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。