重要なポイント
- Nakamotoは第1四半期決算で明らかにされた通り、運営費を賄うために3月31日に284BTCのビットコインを売却しました。
- 同社は当四半期に2億3,880万ドルの純損失を計上し、そのうち1億200万ドルがビットコイン保有による評価損でした。
- この売却は、Strategyのような企業による継続的な買い増しとは対照的に、企業のビットコイン財務戦略にかかる財務的圧力の高まりを浮き彫りにしています。
重要なポイント

ビットコイン保有企業のNakamotoは、3月31日に運営費を賄うために284BTCを売却しました。5月14日に発表された第1四半期決算で詳述されたこの動きは、企業の財務戦略に対する圧力の高まりを反映しています。
この売却は同社の第1四半期報告書で明らかにされました。報告書では、前四半期比500%の増収を記録した一方で、2億3,880万ドルという驚異的な純損失も計上されました。「同社は運営費を賄うため、3月31日に284BTCを売却した」との記述があり、流動性確保のために財務資産を使用したことが確認されました。
同社の純損失のうち1億200万ドル以上は、当四半期中に暗号資産価格が23%下落したことに伴う、保有する5,058BTCの時価評価損によるものです。BitcoinTreasuries.Netのデータによると、この売却後もNakamotoはビットコインの上場企業保有数で世界第20位となっています。
準備資産を売却するという決定は、ビットコインを保有する企業間の戦略の乖離を浮き彫りにしています。マイケル・セイラー氏率いるStrategyのような大手企業が84万3,000BTCを超える保有資産を増やし続けている一方で、小規模な企業は市場のボラティリティによる負担を感じており、運営資金を確保するために準備資産を取り崩すことを余儀なくされています。
Nakamotoの売却は、StrategyやMetaplanetを除くほとんどのビットコイン保有企業が、過去1年間で購入を鈍化させているという広範な傾向の一部です。The Genius Groupのように、債務返済のために保有資産をすべて売却する企業も出てきています。The Genius Groupは2月にその目的で84BTCを売却しました。
財務状況への対応とさらなる株価下落を防ぐため、Nakamotoの株主は5月8日の臨時総会で、1対20から1対50の比率での株式併合を承認しました。同社の現在の保有量は、5,457BTCを保有するProCap Financialのすぐ後ろに位置しています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。