要点:
- MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)は9日連続で上昇し、史上最高値に迫っています。
- 米イラン間の停火への期待が強気相場を牽引し、原油価格を押し下げました。
- ドル指数は7日続落し、6週間ぶりの低水準となりました。
要点:

MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)は0.1%上昇し、9日連続の続伸となりました。市場が米イラン間の停火の可能性を織り込んだことで、史上最高値に迫っています。指数の持続的な上昇は、紛争の解決が地政学的緊張を緩和し、世界経済の活動を支えるという投資家の楽観的な見方の高まりを反映しています。
米国とイランが交渉を継続する計画であるとのニュースを受け、市場心理は強気に転じました。紛争終結の見通しにより、原油価格は1バレル100ドルを下回る水準で推移し、数ヶ月間市場の重荷となっていたインフレ圧力への懸念が和らぎました。
このラリーの広がりは為替市場にも現れており、ドル指数(USDX)は7営業日連続で下落した後、6週間ぶりの安値付近で推移しました。この下落により、2月28日の中東戦争開始以来の上げ幅がほぼ解消されました。この動きは、投資家がリスク選好を強める中で、安全資産から資金が流出していることを示しています。
停火が確定すれば、世界の株式市場にとって大きな追い風となり、特に地政学的リスクやエネルギー価格に敏感な多国籍企業や新興国市場に恩恵をもたらす可能性があります。ドルへの下落圧力が続くことは、持続的な「リスクオン」環境を伴い、国際資産をさらに支えることになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。