- モルガン・スタンレーは、HIBORが66ベーシスポイント下落したことを受け、香港の銀行の2026年第1四半期の純利息収入が前四半期比で減少すると予測しています。
- 同投資銀行は、力強いウェルスマネジメントおよび市場関連収益が、貸出利ざやへの圧力を相殺すると期待しています。
- HSBCとスタンダードチャータード銀行は「オーバーウェイト」と評価される一方、中銀香港は商業用不動産へのエクスポージャーに対する懸念から「アンダーウェイト」とされています。
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インターバンク貸出金利が66ベーシスポイント下落したことで、香港の大手銀行の第1四半期利益が圧迫される見通しです。
モルガン・スタンレーの新しいレポートによると、香港の最大手銀行各行の2026年第1四半期決算は、貸出金利の急激な下落が利息収入を圧迫する一方で、ウェルスマネジメント部門の好調によって相殺される可能性が高く、まちまちな結果になると予想されています。
「香港の銀行の2026年第1四半期決算の主な特徴は、HIBORが前四半期比で66bp下落したことによる純利息収入への圧迫だろう」とモルガン・スタンレーはレポートで述べています。しかし、同証券は、この影響は「好調なウェルスマネジメントおよび市場関連収益、ならびに堅実なコスト管理によって相殺される見込みだ」と指摘しています。
香港銀行間取引金利(HIBOR)の前四半期比66ベーシスポイントの下落は、銀行の収益性の主要指標である純利ざや(NIM)の圧縮予想の主な要因となっています。伝統的な貸出業務へのこうした圧力により、銀行は手数料収入ビジネスへの依存を強めています。資産の質は引き続き市場の主要な関心事であり、特に不安定な商業用不動産セクターへのエクスポージャーが注目されています。
モルガン・スタンレーは、国際的な銀行を好む姿勢から、HSBC(00005.HK)とスタンダードチャータード銀行(02888.HK)の「オーバーウェイト」評価を維持しました。一方で、中銀香港(02388.HK)については、現地の商業用不動産へのエクスポージャーを懸念材料として挙げ、「アンダーウェイト」評価を据え置きました。この予測は、ハンセン指数が最近0.7%下落するなど、香港の市場全体が弱含みを見せる中で発表されました。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。