主なポイント
- モルガン・スタンレーは、JDドットコム(JD.com)の米国上場株の目標株価を22ドルから25ドルに引き上げましたが、投資判断は「アンダーウェイト」を継続しました。
- この修正は、新事業の損失が2026年第1四半期に100億元まで大幅に縮小するとの予想に基づいています。
- 同行は、JDドットコムの通期非GAAP純利益が前年比16%増の312億元に達すると予測しています。
主なポイント

モルガン・スタンレーは、京東(JD.com、JD.US)の目標株価を22ドルから25ドルに引き上げました。これは、同社の新規事業におけるコスト管理能力に対する前向きな見通しを反映したものです。
同行は調査リポートの中で、京東の新規事業の損失が2025年第4四半期の148億元から、2026年第1四半期には100億元に縮小すると予想しています。これには、フードデリバリー事業による60億元から70億元の推定損失が含まれています。
同行は、百貨店部門の売上高が15%増加したことに支えられ、第1四半期の京東小売(JD Retail)の売上高が前年同期比2%増加すると予測しています。京東物流(JD Logistics)の売上高は25%増加する見通しです。通期では、グループ全体の売上高が4%成長し、非GAAP純利益は16%増の312億元に達するとモルガン・スタンレーは予測しています。
目標株価は引き上げられたものの、モルガン・スタンレーは同社株の投資判断を「アンダーウェイト」に据え置き、慎重な姿勢を示唆しました。今回の予測修正により、同行の2026年から2028年にかけての京東の利益予想は、それぞれ15%、15%、13%引き上げられました。
利益予測の改善は、成長分野における京東のコスト削減策が成果を上げ始めていることを示唆しています。投資家は、これらの赤字削減トレンドが予測通りに実現するかどうかを確認するため、2026年第1四半期の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。