重要なポイント:
- 格付け維持: モルガン・スタンレーは緑城中国に対する投資判断「アンダーウェイト」を据え置き、同社株に対する慎重な見方を継続しました。
- 目標株価の引き下げ: 同行は目標株価を従来の7.86香港ドルから9%引き下げ、7.15香港ドルとしました。
- 利益見通しの悪化: 今回の修正は、販売の苦戦や経営陣の交代により、利益回復が想定より遅れるとの予想を反映しています。
重要なポイント:

モルガン・スタンレーは、不動産開発大手の緑城中国(03900)について、利益回復への道のりが予想よりも長引くとして、目標株価を7.15香港ドルに引き下げました。
4月8日付のレポートによると、同行は投資判断「アンダーウェイト」を継続し、不動産販売の苦戦と粗利益率の低下を下方修正の主な要因として挙げました。
新たな目標株価である7.15香港ドルは、従来の7.86香港ドルから引き下げられたもので、同行が予測する2026年の一株当たり純資産価値(NAV)に対して40%のディスカウントとなります。モルガン・スタンレーはまた、緑城中国のコア利益予想を2026年については12%、2027年については11%それぞれ引き下げました。
今回の下方修正は、同社の将来の収益に対する圧力が高まっていることを反映しており、アナリストは2026年の売上高が20%減少する可能性があると予測しています。最近のCEO交代も、同社の運営および財務見通しに新たな不確実性をもたらしています。
モルガン・スタンレーの弱気な見方は、緑城中国の土地保有残高の縮小とプロジェクトへの出資比率の低下に基づいています。同行のアナリストは、同社の2026年の帰属契約販売額が前年比で20%以上減少すると予測しています。販売可能資源は19%減の1630億元となり、未計上売上高は25%減の1070億元に落ち込み、将来の収益認識に大きな圧力をかけています。
レポートは、最近の最高経営責任者の交代により、土地取得に対してより慎重なアプローチが取られる可能性があると指摘しました。これにより、不動産セクターの将来の成長に不可欠な土地備蓄がさらに縮小する可能性があります。同行はまた、2025年に計上された資産減損引当金が、古いプロジェクトに対する将来の価格下落圧力をカバーするには不十分である可能性についても言及しました。
目標株価の引き下げは、依然として大きな逆風に直面している中国不動産セクターを取り巻くネガティブなセンチメントを裏付けるものとなりました。投資家は、販売と利益率の安定化の兆しがないか、緑城中国の次回の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。