- モルガン・スタンレーは、BYDの2026年および2027年の純利益予想を13%引き下げました。
- 同行は、原材料コストの上昇と研究開発(R&D)費の増加を主な理由として挙げています。
- BYDの目標株価は126香港ドルに据え置かれ、投資判断は「オーバーウェイト」が維持されました。
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モルガン・スタンレーは、BYD(01211.HK)の2026年および2027年の純利益予想を13%引き下げました。同社は、コストの上昇と投資ニーズの増大に対する懸念を理由として挙げています。
モルガン・スタンレーはリサーチレポートの中で、「今回の修正は、原材料コストのインフレと、知能化運転や超急速充電のアップグレードに伴う部品構成表(BoM)コストの上昇を反映したものである」と述べています。同行は同社株の投資判断を「オーバーウェイト」で維持しました。
この投資銀行は、海外市場や高級モデルの寄与拡大を考慮に入れたものの、2026年と2027年の売上高総利益率の予想をそれぞれ0.3ポイントと0.2ポイント引き下げ、18.3%と18.7%としました。知能化運転の研究への投資増加や海外での販売管理費の上昇を背景に、営業費用予想も引き上げられました。
利益予想の修正にもかかわらず、モルガン・スタンレーは目標株価を126香港ドルに据え置き、2026年と2027年の販売台数予想(520万台および570万台)も維持しました。また、同行は新たに2028年の販売台数予想として620万台を提示しました。
今回の予想引き下げは、競争の激しい電気自動車(EV)業界における利益率への圧力が高まっていることを浮き彫りにしています。投資家は、BYDが高級化と国際展開を通じてコスト増を相殺できるかどうかに注目しています。同社の次の主要な材料は、利益率の動向が明らかになる次回の四半期決算となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。