主なポイント:
- マイケル・バリー氏、パランティアのショートポジションの50%をカバー
- フィサーブ、JDドットコム、アドビの保有を増加
- パランティア株は2025年11月にバリー氏がショートを開示して以来44%下落
主なポイント:

ポートフォリオ開示資料によると、マイケル・バリー氏はパランティアのショートポジションの半分をカバーし、フィサーブ、JDドットコム、アドビを追加取得した。
「パランティアのショートポジションの50%をカバーし、フィサーブ、JDドットコム、アドビの保有を増やしました」とバリー氏はSubstackに投稿したポートフォリオ更新で述べた。
「ビッグ・ショート」の投資家は2025年11月、パランティア株が終値で過去最高値となる207.18ドルを記録した際に初めてショートポジションを開示した。それ以来、パランティア株は約44%下落し、火曜日には終値116.70ドルとなっている。6月の月間下落率は25%、年初来では34%の下落となっており、一部のトレーダーが「SaaSpocalypse(SaaS終焉)」と呼ぶ、半導体への資金移動に伴いソフトウェアやビッグテック銘柄から資金が流出するなか、過去最悪の月間パフォーマンスに向かっている。
バリー氏によるフィサーブ、JDドットコム、アドビへの追加取得は、フィンテック、中国 EC、エンタープライズソフトウェアに対する強気見通しを示唆している。決済処理企業であるフィサーブは今年これまでに12%上昇。中国テック株への関心が再燃するなか、JDドットコムは8%上昇。アドビ株は2026年に15%上昇している。
パランティア・ショートの部分的解消は、市場で最も注目されている弱気賭けのひとつを縮小するものだ。キャシー・ウッド氏のARKインベストメント・マネジメントは火曜日に970万ドル相当のパランティア株を購入しており、同銘柄の軌道を巡る著名投資家間の見解の相違を浮き彫りにしている。
パランティアの事業そのものは力強い成長を示している。第1四半期の売上高は前年同期比85%増の16億3000万ドル、米国商業売上高は133%増の5億9500万ドルに達した。通年の売上高見通しを76億5000万~76億6000万ドルに引き上げている。しかし、株価収益率(PER)が約144倍と高水準にあることが、バリュー重視のセクターへ資金がシフトするなかで脆弱性となっている。
バリー氏は以前、出来高の減少と売り手の消耗不足を下降トレンド継続の兆候として指摘し、Xに「ロック・ロック・ティル・ユー・ドロップ」と投稿していた。同氏はPLTRの出来高が昨年初めから一貫して減少していることを示すチャートを掲載。株価が11月にピークを打ったにもかかわらず、投資家の関心が薄れているシグナルだと指摘していた。
ショートポジションの縮小は、バリー氏が現在の水準からさらなる下落余地が限られていると見ていることを示唆する。投資家は今後のポートフォリオ更新と、経営陣が17億9700万~18億100万ドルの売上高を見込むパランティアの第2四半期決算報告に注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。