- モルガン・スタンレーはメタをハイテク株のトップピックに指名し、15%以上の値上がり益を見込んで775ドルの目標株価を設定しました。
- 同社はメタの割安なバリュエーションを挙げており、競合他社の23倍に対し、2027年の予想利益の18倍で取引されていると指摘しています。
- AI駆動型の広告収入と、間もなくリリースされる新型MetaAIが主要な成長カタリストとなります。
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メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms Inc.)はモルガン・スタンレーから信頼票を獲得しました。同銀は決算発表を前に、このソーシャルメディア巨人を大型ハイテク株の中でのトップピックに指名し、目標株価を775ドルに設定しました。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ブライアン・ノワック氏はノートの中で、「メタは今後数週間以内に、自社のアプリファミリーに新型のMetaAIをリリースする予定であると考えており、長期的な収益のさらなる可能性を示すシグナルとして、商業的な動向を注視していく」と述べています。
新たな目標株価は、水曜日の終値674.33ドルから15%以上の値上がり余地があることを示唆しています。ノワック氏の強気ケースはバリュエーションの格差に基づいており、メタは2027年の予想利益の約18倍で取引されています。これは、アマゾンやアルファベットといった競合他社の23倍という倍率と比較して、大幅なディスカウントとなっています。同銀のモデルでは、広告ビジネスを強化するAIの進歩に支えられ、メタの2027年までの利益の年平均成長率(CAGR)を13%と想定しています。
この推奨は、メタが決算発表を予定している数週間前に行われ、最近のAIモデル「Muse Spark」の立ち上げを受けたものです。このモデルの能力は競合他社のトップクラスの製品をわずかに下回ると評価されていますが、立ち上げの成功は株価を押し上げ、メタのAIへの多額の投資が競争力のある製品を生み出し始めていることを示しました。
メタの人工知能への注力は、同社の成長戦略の中心的な部分です。同社の新型MetaAIは、近い将来、Facebook、Instagram、WhatsAppを含むアプリファミリーに統合される見通しです。この統合は、ユーザーエンゲージメントの向上と広告の有効性を通じて、メタがAI投資を収益化するための重要なステップとなります。
最近リリースされたMuse Sparkモデルは、市場で最高のパフォーマンスを発揮するモデルではありませんが、混雑するAI分野におけるメタの競争力を実証しました。調査機関のEpoch AIは、Muse SparkをGoogle、OpenAI、Anthropicの最新モデルのすぐ後ろにランク付けしています。これにより、メタの巨額なAI支出に対するリターンに関する投資家の懸念が一部和らぎました。
モルガン・スタンレーの分析は、メタに関する主要なバリュエーションの議論を強調しています。大型株の競合他社に対する同社株のディスカウントは、市場がAI駆動型の成長の可能性を十分に織り込んでいない可能性を示唆しています。ノワック氏によるメタの2027年予想PER(株価収益率)18倍は、同銀の調査によるAmazon.com Inc.およびAlphabet Inc.の23倍と比較して有利な水準にあります。
このバリュエーションの格差と、AIによる明確な収益成長の道筋が、同銀の「トップピック」というテーゼの核心をなしています。今後の決算報告はこのテーゼの重要な試金石となり、投資家は広告収入の継続的な成長の兆しや、メタのAIイニシアチブの収益化に関するさらなる詳細に注目することになるでしょう。
モルガン・スタンレーによるポジティブな格付けは、メタのAI投資をめぐる強気のナラティブを強化するものです。投資家は、新型MetaAIとその収益への潜在的な影響に関するコメントがないか、同社の次期決算報告を注視するでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。