主なポイント:
- METAのQ1 EPSはコンセンサスを57%上回ったが、株価は予想PER14倍で推移
- $700到達にはPERが14倍から17倍へのリレーティングが必要
- Q2売上高は580億〜610億ドルが必須、設備投資懸念の緩和も鍵
主なポイント:

Meta Platformsが発表した第1四半期のEPSは10.44ドルとなり、コンセンサス予想の6.66ドルを57%上回った。売上高は33%増の563億1000万ドルに拡大した。
「我々は数十億人の人々にパーソナル・スーパーインテリジェンスを提供できる道筋にある」と最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏は述べた。
好決算は設備投資の増加によって影を潜めた。経営陣は2026年度通期の設備投資見通しを従来の1150億〜1350億ドルから1250億〜1450億ドルに引き上げた。メモリー価格の上昇と追加のデータセンター費用が要因としている。Reality Labs部門の四半期損失は40億3000万ドルで、2025年度通期の192億ドルの損失に続く。営業キャッシュフローは前年同期比34%増加したが、フリーキャッシュフローの伸びは鈍化している。
株価は568.43ドルで推移し、年初来で14%安、過去12カ月では18%安となっている。予想EPS41.13ドルに対する予想PER14倍で、株価が700ドルに達するにはPERが17倍まで上昇(リレーティング)する必要があり、23%の上昇余地となる。アナリストコンセンサス目標株価828.80ドルは46%の上値余地を示唆し、アナリストの89%が同銘柄を「買い」と評価している。
株価が700ドルに達するには3つの条件がそろう必要がある。第2四半期の売上高が580億〜610億ドルのガイダンスレンジ以上であること。経営陣が次回の決算説明会で2027年の設備投資がさらに膨らまないと投資家を納得させること。そしてReality Labsの損失が縮小傾向を維持することだ。
バリュエーションの観点はシンプルだ。30%超の純利益率のビジネスが予想PER14倍で取引されている以上、700ドル到達に奇跡は必要ない。過去PERは21倍、PEGレシオは0.85倍だ。52週レンジは520.26〜794.38ドルで、株価はレンジの下限に近い位置にある。
ウォール街の強気見通しは依然として圧倒的だ。同銘柄をカバーする64人のアナリストのうち、57人が「買い」または「強気買い」、7人が「保留」と評価している。売り推奨のアナリストはいない。24/7 Wall St.の内部モデルはより慎重で、ベースケース674.92ドル、強気ケース719.91ドル、弱気ケース628.80ドル(信頼度90%)としている。
ガイダンスの上方修正は、経営陣がAI主導の収益加速を想定していることを示唆するが、市場は設備投資が利益に結びつくという確証を求めている。投資家は第2四半期決算でセグメント別利益率の更新と、投資サイクルのピークが視野に入っているかを示すシグナルを注視するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。