重要ポイント
- 集団訴訟では、メドペースが受注出荷比率(ブック・トゥ・ビル・レシオ)とキャンセル率について投資家を誤解させたと主張しています。
- ネガティブなニュースを受け、同社の株価は2月10日に約16%下落し、4月23日にはさらに23%下落しました。
- 投資家が本件の主導的原告として申し立てる期限は、2026年6月8日までとなっています。
重要ポイント

メドペース・ホールディングス(NASDAQ: MEDP)は、業績見通しの下方修正を受けて株価が最大23%下落したことを受け、証券詐欺の集団訴訟に直面しています。
「訴状によれば、実際にはメドペースの解約数が増加しており、その結果として受注出荷比率(ブック・トゥ・ビル・レシオ)が低下していた」と、提訴した法律事務所の一つであるBleichmar Fonti & Auld LLPは声明で述べています。
オハイオ州南部地区連邦地方裁判所に提起されたこの訴訟は、2025年4月22日から2026年2月9日の間にメドペースの株式を購入した投資家を対象としています。同社の株価は、解約の増加により2025年第4四半期の受注出荷比率が1.04に低下したことが判明した後、2月10日に約16%下落しました。
さらに4月23日午後の取引では、高水準の解約が続いているとの報告、2026年第1四半期の受注出荷比率が0.88という低水準になったこと、そしてジェシー・ガイガー社長の辞任発表を受け、株価はさらに23%急落しました。
Bleichmar Fonti & Auld LLPやBronstein, Gewirtz & Grossman, LLCなどの法律事務所によって提起された疑惑の核心は、メドペースが事業の見通しについて重大な虚偽および誤解を招く声明を出したという点です。訴状では、同社が公的な発表において約1.15という過度に楽観的な受注出荷比率を提示する一方で、サービスの解約率を過小評価していたことに焦点が当てられています。
こうしたネガティブな情報の開示により、投資家の信頼は急落し、アナリストによる格下げが相次ぎました。MarketBeatのデータによると、メドペースに対するコンセンサス格付けは「ホールド(保持)」に転じ、Leerink PartnersやTD Cowenなどの企業は最近、目標株価を引き下げました。
投資家の懸念をさらに深めたのは、同社のジェシー・J・ガイガー社長が3月17日に合計1440万ドルで31,707株を売却し、保有株を約68%減らしたことです。その後、ガイガー氏は18年間務めた同社を辞任する意向を表明しました。
訴訟は損失を被った投資家への損害賠償を求めています。投資家が主導的原告として任命されるよう裁判所に申し立てる期限は、2026年6月8日です。
今回の訴訟は、時価総額が117.2億ドルまで減少した同社にとって、極めて厳しい時期に重なるものとなりました。投資家は、6月8日の期限後に行われる裁判所の主導的原告任命に関する決定に注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。