主なポイント:
- 第1四半期の純売上高は180.2億ドルで、市場予想の182.4億ドルを約2.2億ドル下回りました。
- 四半期の一株当たり利益(EPS)は前年同期の7.28ドルから11.5%減の6.44ドルとなり、アナリスト予想を下回りました。
- 同社は利益率の低下圧力に直面しており、投資家は年初来30%の上昇を記録した株価を正当化するために、ミサイル生産契約の進展を注視しています。
主なポイント:

ロッキード・マーティン(NYSE: LMT)が発表した第1四半期の純売上高は180.2億ドルとなり、市場予想を下回りました。前年同期比で利益が11.5%減少したことを受け、株価は下落しています。
今回の決算は、年初来で株価が30%上昇した後に発表されたもので、防衛大手である同社には高い成果を出す圧力がかかっていました。ジェフリーズのアナリスト、シーラ・カヤオグル氏は決算前の分析で、前年度の一時的な利益調整による「利益率比較の難しさ」を指摘していましたが、この要因が最終損益に影響を与えた形です。
メリーランド州ベセスダに本社を置く同社の業績は、売上高、利益ともにアナリスト予想に届きませんでした。
売上高は前年同期比で0.9%の微増となったものの、予想を下回ったこと、および一株当たり利益(EPS)が2025年第1四半期の7.28ドルから大幅に減少したことが投資家の注目を集めました。株価は時間外取引で2.9%下落しました。
この決算ミスにより、現在実績利益の26倍を超える同社のバリュエーションに注目が集まっています。競合他社のテレダイン(NYSE: TDY)が最近の決算で予想を上回った一方で、ロッキードの結果はセクター全体の収益性に疑問を投げかけています。一部のアナリストは、NATOの国防支出の構造的な増加を背景に、2026年に40〜45%の売上成長を見込むドイツのラインメタル(OTC: RNMBY)など、欧州企業により高い成長性を見出しています。
投資家は現在、ロッキード・マーティンが大規模な弾薬契約を通じて売上成長を加速できるかどうかに注目しています。PAC-3 MSEミサイルの生産量を3倍に、THAAD迎撃ミサイルを4倍にする枠組み合意が強気筋の根拠となっています。モルガン・スタンレーによると、これらの合意は「国防総省(DoD)の構造的な需要増加」を示しており、生産規模の拡大に伴う利益率改善の可能性があります。
第1四半期の決算は、最近の割高なバリュエーションに試練を与えており、経営陣による通期見通し(ガイダンス)の重要性が増しています。増産と利益率改善の両立が、投資家の信頼を維持する鍵となるでしょう。次の焦点は投資家向け電話会議であり、セグメント別業績や2026年の展望の詳細が厳しく吟味されることになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。