主なポイント:
- LMEスズは892ドル急騰し54,185ドル/トン、非鉄金属の幅広い上昇を牽引
- アルミは32ドル下落し3,364ドル/トン、LME金属で唯一の値下がり
主なポイント:

LME非鉄金属は月曜日に幅広く上昇した。スズが892ドル、ニッケルが174ドルそれぞれ急騰し、米イラン間の外交合意期待が産業需要見通しを押し上げた。
イラン外相は、核兵器および制裁緩和を巡る新たな協議が、初期合意の署名直後である金曜日に開始されるとの声明を発表した。
LME銅は54ドル高の13,649ドル/トンで引けた。亜鉛は52ドル高の3,608ドル/トン、鉛は10ドル高の1,964ドル/トン。コバルトは56,290ドル/トンで変わらず。アルミは32ドル安の3,364ドル/トンと、唯一値下がりした金属となった。トレーダーらは制裁に関連する供給制約の緩和可能性を考慮した。
米イラン合意が実現すれば、イランの石油および金属輸出に対する制裁が解除され、世界の貿易フローと産業需要が改善する可能性がある。次の注目材料は金曜日にスイスで行われる本格協議であり、トレーダーらは制裁緩和に向けた具体的な進展を見極めようとしている。
上昇相場はLMEコンプレックス全体に広がり、スズは892ドルの絶対値で最大の上昇を記録し、54,185ドル/トンで引けた。ニッケルは174ドル高の17,754ドル/トン。ステンレス鋼およびEV電池サプライチェーンからの需要期待が支援材料となった。
市場データによれば、金も月曜日に上昇。投資家らはスイスでの米イラン協議の行方を注視した。米ドル指数は、合意がインフレおよび金利に与える影響への新たな懸念を背景にドルが高止まりし、支援を受けた。これは一部の商品にとって逆風となった。
今週はLME倉庫データに注目が集まる。在庫変動が需要の強弱観を裏付けるか否かが焦点となる。LMEの銅在庫は、外交的な進展に加えて中国の買いが活発化すれば、急速にタイト化する可能性があるとトレーダーらは指摘している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。