重要なポイント:
- モルガン・スタンレーは、Eコマースの圧力により、リンク・リートの通期の賃料改定率(減額幅)が8.5%に拡大すると予測しています。
- 同リートの2026年度の1口当たり分配金(DPU)は、8%減の2.52ドル(香港ドル)になる見通しです。
- 同銀行は、目標株価を1株当たり37ドルとし、投資判断「イコールウェイト(中立)」を維持しました。
重要なポイント:

モルガン・スタンレーは、Eコマースの成長が小売物件ポートフォリオを圧迫しているため、リンク・リート(00823.HK)の主要な収益指標が弱まり、2026年度の1口当たり分配金(DPU)が8%減少する可能性があると予測しています。
モルガン・スタンレーはリサーチレポートの中で、「テナントの売上は改善しているものの、賃料改定率のマイナス幅は拡大すると予想される」と述べています。同銀行は、オンラインショッピングの加速と中国本土からのEコマースのさらなる浸透を主な逆風として挙げました。
分析によると、リンク・リートの賃料改定率(減額)は、2026年度の最初の9か月間の7.5%から、通期では8.5%に増加すると予測されています。この賃料収入への圧迫により、DPUは2.52ドル(香港ドル)まで下落する見通しです。同銀行は投資判断「イコールウェイト」を維持し、目標株価を37ドルに設定しました。この予測は、リンク・リートがシンガポールの小売物件であるスイング・バイ@トムソン・プラザの保有権益を2億5,000万シンガポールドルで売却すると発表したことを受けて出されました。
大手投資銀行によるこの弱気な見通しは、香港の小売家主が直面している構造的な課題を浮き彫りにしています。消費者の行動がますますオンラインにシフトする中で、リート(REIT)が賃料成長と分配を維持する能力は持続的な圧力にさらされる可能性があり、不動産セクター全体の投資家心理に影響を与える可能性があります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。