- 理想汽車(リ・オート)の株価は香港市場で9.52%下落し、中国の電気自動車(EV)メーカー全体の売りを主導しました。
- この下落は、最近の株価上昇と、同社の新しいフラッグシップモデル「理想L9」SUVの正式発表からわずか3日後に発生しました。
- 今回の売りは、5月28日に予定されている同社の第1四半期決算発表を前に行われ、今後の納車台数や利益率データに対する投資家の注目が高まっています。

理想汽車(Li Auto Inc.、02015.HK)の株価は月曜日、9.52%急落しました。同社が新しいフラッグシップモデルを発表したわずか数日後のことで、香港市場に上場する中国の電気自動車(EV)メーカー全体の急落を主導する形となりました。
この突然の売り浴びせは、ウォール街が同社に対して抱いている概ね前向きな見方とは対照的です。24/7 Wall St.のデータによると、同社株をカバーするアナリスト27人のうち、11人が「買い」評価を維持し、13人が「中立(ホールド)」としています。同サイト独自の分析では、最近の価格水準から43.8%の上値余地があるとし、目標株価を26.62ドルに設定しています。
弱含みの動きはセクター全体に及び、ライバルの零跑汽車(Leapmotor、09863.HK)は7.78%下落、長城汽車(02333.HK)は3.39%下落しました。この動きは、先週まで続いていた楽観的な局面を逆転させるものです。先週は、高度な技術を備えた新型モデルが買い手を引きつけるとの期待から、理想汽車を含むEVメーカーの株価が大幅に上昇していました。
今回の株価下落により、5月28日の米国市場開始前に予定されている2026年度第1四半期決算発表を控え、理想汽車のファンダメンタルズに大きな注目が集まっています。今回の株価の動きは、5月15日に新型の6人乗りファミリーSUV「理想L9」を正式に発表し、5月17日から最初の納車が開始された直後のタイミングでした。同車両は459,800人民元からの価格設定で、同社にとって極めて重要な製品です。投資家は今後、初期の受注動向や年内の見通しに関するコメントを注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。