Key Takeaways:
- 第1四半期の純損失が1億5000万人民元となったことを受け、株価は14%以上急落しました。
- 第1四半期の売上高は、Androidスマートフォンの出荷低迷により、前年同期比17%減の141億人民元となりました。
- CLSAは、短期的課題を理由に目標株価を24香港ドルに引き下げましたが、長期的な成長要因も指摘しています。
Key Takeaways:

スマートフォンの需要低迷により、第1四半期の純損失が1億5000万人民元に達したと発表したことを受け、藍思科技(レンズ・テクノロジー)の株価は14%以上急落しました。
CLSAは、香港上場株式の目標株価を31.5香港ドルから24香港ドルに引き下げました。同社は短期的な課題に直面しているものの、依然として複数の長期的な成長要因を維持していると指摘しています。
この電子部品メーカーの第1四半期の売上高は、Androidスマートフォンの出荷減少と為替差損の影響により、前年同期比17%減の141億人民元となりました。前年同期の利益額は開示されていませんが、今回の純損失は前年同期の黒字から一転する形となりました。
株価の下落は、直近の見通しに対する投資家の懸念を反映したものですが、同社は大手クライアント向けの折りたたみスマートフォン用超薄型ガラスの出荷が第2四半期から本格化すると予想しています。また、藍思科技による源始科技(YuanShi Technology)の買収は、4月から5月の間に完了する見込みです。
第1四半期の業績は振るわなかったものの、CLSAは複数の長期的成長分野を挙げ、同社株の「アウトパフォーム」評価を維持しました。同証券は、折りたたみスマートフォン、スマートグラス、AIサーバーの可能性を、将来の主要なカタリストとして強調しています。
しかし、調査会社は現在の逆風を考慮し、2026年と2027年の利益予想をそれぞれ12%と4%下方修正し、48億人民元と66億人民元としました。新たな目標株価24香港ドルは、来期の予想株価収益率(PER)16倍に相当します。また、藍思科技のA株(300433.SZ)に対する目標株価も、32.7人民元から32.6人民元へとわずかに引き下げられました。
大幅な業績未達とそれに続く株価の急落は、Android市場における大きな逆風を浮き彫りにしています。投資家は、信頼回復に向けて、源始科技の統合の成否や、下半期における新しい折りたたみスマホ契約からの実質的な収益貢献を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。