重要ポイント:
- レノボ、2033年満期のゼロクーポン転換社債20億ドルを発行
- 転換価格は36.70香港ドル、最終終値に対し47.5%のプレミアム
- 希薄化を相殺するため、最大2億2300万株の市場内自社株買いを計画
重要ポイント:

レノボ・グループは、ゼロクーポン転換社債により20億ドルを調達し、発行に伴う希薄化を相殺するため最大2億2300万株の自社株買いを実施する計画だと、世界最大のパソコンメーカーである同社が18日発表した。
「これらの取引により、当社の債務満期を延長し、資金調達コストを削減し、既存株主に対する短期的な希薄化を抑制することができる」と同社は提出書類で述べた。
2033年満期の本社債の当初転換価格は1株当たり36.70香港ドルで、直近の終値24.88香港ドルに対して47.5%のプレミアムとなる。全額転換された場合、約4億2700万株の新株が発行され、発行済み株式数の3.33%に相当する。手取り額は約19億7900万ドルと見積もられている。
同時にレノボは、2029年満期の2.5%転換社債6億7500万ドル分を元本の293.2%で買い戻す。同社は適格社債権者から、既存の社債のうち約2億2500万ドル(約2億300万株相当)を売却する確約を得ている。買い戻し後も2029年満期社債の約4億5000万ドルは残存する見通し。
同社は手取り金を既存債務の借り換え、市場内での自社株買い、および一般的な企業目的に使用する方針。最大2億2300万株の自社株買いは、当初転換価格での全額転換を前提に、新株による希薄化を完全に相殺するように設計されている。この買い戻し規模は、香港の企業買収コードに基づく強制的な公開買付義務を発動させないとレノボは述べた。
J.P.モルガン、HSBC、BNPパリバが本社債の販売を助言している。
今回の債務再編により、満期の延長と資金調達コストの低下を通じてレノボのバランスシートは強化されるが、2029年満期社債の293.2%という買い戻し価格には大きなプレミアムが伴う。投資家は今後数カ月間の同社の自社株買いの実行状況を注視し、希薄化中立戦略が維持されるかどうかを判断することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。