主なポイント:
- 大和証券は、金力永磁(JL MAG)の投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を24香港ドルとしてカバレッジを開始しました。
- 同社はテスラのヒト型ロボット「Optimus」向けモーターローターの独占サプライヤーです。
- 大和証券は、2025年から2028年にかけて同社の純利益が年平均成長率(CAGR)26%で成長すると予測しています。
主なポイント:

大和証券は、金力永磁(JL MAG Rare-Earth、06680.HK)の投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を24香港ドルとしてカバレッジを開始しました。これは現在の株価から16.6%の上昇余地を示唆しています。同証券は、同社が世界最大のレアアース磁石メーカーであることや、テスラのロボット戦略における主要サプライヤーとしての役割を評価しています。
大和証券のレポートは、「同社は90%以上の稼働率を維持しており(業界平均の40%〜60%に対して)、その結果、中国の主要な磁性材料メーカーの中で最も低いユニットコストを実現している」と指摘しています。
今回の分析開始は、金力永磁がテスラとのサプライチェーン関係を強化し、ヒト型ロボット「Optimus」向けモーターローターの独占サプライヤーに指名されたタイミングと重なっています。ロボット1台あたり約4.5キログラムの磁石が使用される見込みで、大きな新たな収益源となります。大和証券は、ロボット部門の売上高が2028年までに10億2,300万人民元に達し、総売上高の8%を占めると予測しています。
大和証券は、2025年から2028年にかけて同社の純利益が年平均成長率(CAGR)26%で推移すると予測しています。また、技術的優位性と需要拡大を背景に、売上高総利益率は2024年の11%から2027年には約22%まで回復すると見ています。
金力永磁は、自社開発の粒界拡散(GBD)技術を生産能力の約90%に適用しており、業界平均の50%未満を大きく上回っています。この技術により、磁石ユニットあたりの重レアアースの使用量を最大70%削減でき、明確なコスト優位性をもたらしています。
ポジティブな評価とテスラのロボットプロジェクトとの直接的な結びつきは、投資家の強い関心を集め、金力永磁の株価を押し上げる可能性があります。また、これは新たな投資テーマとして、より広範なヒト型ロボット・サプライチェーンにスポットライトを当てることになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。