主なポイント:
- 売上高: 出荷量の減少により、第1四半期の売上高は前年同期比11.5%減の17.8億ドルとなりました。
- 純損失: 売上高総利益率が8.3%に改善したため、純損失は前年同期の13.2億ドルから6,720万ドルに縮小しました。
- ガイダンス: 第2四半期のモジュール出荷量を14GW〜16GWと予測し、通期ガイダンスの75GW〜85GWを維持しています。
主なポイント:

ジンコソーラー・ホールディング(NYSE: JKS)は、第1四半期の純損失が6,720万ドルであったと発表しました。出荷量は減少したものの、モジュール価格の回復が収益性の向上に寄与し、前年から大幅な改善となりました。
ジンコソーラーの李仙徳(Xiande Li)会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「特に海外市場における需給バランスの改善に牽引され、当期中のモジュール価格は前期比で回復しました。これにより売上高総利益率は8.3%に向上し、純損失の縮小につながりました」と述べました。
出荷量で世界最大の太陽光モジュールメーカーである同社は、総売上高が2025年第1四半期から11.5%減の17.8億ドルであったと報告しました。四半期ベースのモジュール出荷量は前年同期比21.9%減の13.7ギガワット(GW)でした。同社の売上高総利益率は、前年同期の2.5%の赤字から8.3%に回復しました。
この結果は、太陽光発電業界が需給動態の変化や物流に影響を与える地政学的な混乱に直面している中で発表されました。2026年第2四半期について、ジンコソーラーはモジュール出荷量を14GWから16GWの間と予測しています。同社は通期の出荷ガイダンスを75GWから85GWに据え置きました。
四半期出荷量は前年同期比で減少したものの、ジンコソーラーは累積出荷量が400GWを超えた最初のモジュールメーカーとなりました。同社の高効率「Tiger Neo」シリーズは、この累計のうち約240GWを占めています。
経営陣はテクノロジーのリーダーシップを強調しており、「Tiger Neo 3.0」シリーズの平均出力は655〜660ワットに達しています。高出力製品の出荷が増加しており、プレミアム価格での販売が可能となったことで、当四半期の総出荷量の約25%を占めるに至りました。
今後について、同社は太陽光発電と蓄電池を組み合わせた統合戦略に注力する計画で、2026年の蓄電システム(ESS)の出荷量は2倍以上に増加すると見込んでいます。また、生産能力の拡大も進めており、2026年末までに年間100GWの垂直統合型生産能力を目指しています。そのうち14GWは海外拠点に設置される予定です。
赤字幅の縮小と利益率の回復は、ジンコソーラーが複雑な市場環境において価格とコストを効果的に管理していることを示唆しています。投資家は、2026年中旬に発表予定の第2四半期決算に注目し、利益率の回復が持続可能か、そして出荷量が予測通りに反転するかを見極めることになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。