主な要点:
- 目標株価を30.45 港元から26.98 港元に引き下げ、2026年予想PER 33倍を示唆
- 研究開発費とメモリコストの上昇により、第1四半期EBITは市場予想を35%下回る見通し
- 激しいEV競争とAIoT部門の逆風が主要なリスクとして挙げられている
主な要点:

ジェフリーズは、小米集団(シャオミ、01810.HK)の第1四半期決算発表を前に、コスト上昇と新規参入した電気自動車(EV)事業での競争激化を理由に、目標株価を11%以上引き下げ、26.98 港元としました。
ジェフリーズは5月26日に発表したレポートの中で、「現段階での押し目買いは時期尚早である」と指摘し、多方面からの圧力に直面している同社株の格付けを「ホールド(保持)」に据え置きました。
同行は、マイナスの営業レバレッジと研究開発費の高騰により、シャオミの第1四半期のEBITが市場予想を35%下回ると予測しています。ジェフリーズは目標株価を従来の30.45 港元から引き下げ、新目標株価は2026年予想に基づく株価収益率(PER)33倍に相当します。
今回の下方修正は、主力であるスマートフォン部門の課題と野心的なEV事業への拡大に焦点を当て、シャオミの決算発表に向けた弱気のトーンを決定づけています。レポートは、メモリコストの増大が売上高総利益率をさらに圧迫し、スマートフォンの出荷台数に影響を与えるだろうと強調しています。
EV事業についてジェフリーズは、中国のプレミアムEV市場における競争激化により、シャオミが製品の差別化を図り、持続的な利益率プレミアムを確保することが困難になっていると指摘しました。また、原材料やバッテリーコストの上昇も大きな逆風として挙げています。第3工場の建設計画がないことから、同行は2027年の出荷台数予測(90万台)に下振れリスクがあると考えています。
レポートによると、シャオミの従来のAIoT(AI搭載型モノのインターネット)部門は、前年の高い基準値(ベース効果)と補助金縮小の影響に直面しています。これに、メモリコンポーネントのコスト上昇によるスマートフォン部門への圧力が加わり、既存の収益源にとって厳しい見通しとなっています。
レポートは、短期的には逆風がシャオミのエコシステム戦略の長期的ポテンシャルを上回る可能性があることを示唆しています。投資家は、利益率と競争への懸念に対する経営陣の回答を求め、5月26日の第1四半期決算説明会を注視することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。