Key Takeaways:
- 日本の財務相は、過度な円のボラティリティに対して行動する準備ができている。
- 4月30日以降、介入に約10兆円(630億ドル)が投じられた可能性がある。
- 当局は、介入中に米国債利回りを押し上げることを避けることを目指している。
Key Takeaways:

日本の為替担当トップは、4月以降に円買い支えのため推定10兆円(630億ドル)が投入されたことを受け、いつでも外国為替市場に介入する用意があるとのシグナルを送り、政府の姿勢を改めて強調した。
パリで開催された主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の後、片山さつき財務相は記者団に対し、過度な通貨変動に対して「以前から述べているように、必要であればいつでも適切に対応する」と語った。
円相場は1ドル=158円を超えて下落し、155円前後まで上昇した前回の介入による上げ幅の半分以上を失った。円は、当局が防衛ラインと見なしている160円の大台に近づいている。日銀の現在の政策金利は0.0〜0.1%に据え置かれており、米連邦準備制度理事会(FRB)の5.25〜5.50%の範囲とは対照的である。
日本にとっての課題は、米国債の利回りを上昇させ、結果的にドルを強化することになりかねない米国債の大量売却を引き起こすことなく、自国通貨を支えることである。当局は、米国債を売却することなく介入資金を賄うために、現金預金を含む十分な流動性を持っていると述べている。
片山財務相は、原油価格の変動も為替レートや国債利回りの変動の一因となっていると指摘した。中央銀行のデータが示す最近の介入は、日本にとって約2年ぶりの為替市場参入となる。財務相は介入の有無についての言及は避けたが、中東情勢や投機的な動きによる市場の変動がG7会議で議論のテーマになったことを認めた。
市場関係者の主な関心事は、日本がドル売り・円買いオペレーションの資金をどのように調達するかであった。日本の約1.4兆ドルの外貨準備の大部分は米国債で保有されているため、大規模な売却は米国債市場を混乱させる可能性がある。しかし、財務省担当者は、日本は現金や満期資産を含む十分な流動性を外貨準備の中に維持しており、意図しない影響を最小限に抑えながら効果的に行動できると説明した。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。