重要なポイント
- インテーザ・サンパオロが発表した2026年第1四半期の純利益は27.6億ユーロで、アナリスト予想の25.9億ユーロを上回り、売上高も予想を上回る71.5億ユーロに達しました。
- 利益が予想を上回った主な要因は、前年同期比でほぼ倍増したトレーディング収益と、予想外の貸倒引当金の減少です。
- 同行は約100億ユーロの通期純利益ガイダンスを据え置き、利益の95%を株主に還元する計画を再確認しました。
重要なポイント

イタリア最大の銀行、インテーザ・サンパオロ(ISP.MI)は、第1四半期の純利益が27.6億ユーロ(32億ドル)に達したと発表しました。これは市場予想を上回るもので、同国の金融セクターにとって好調な年明けを裏付ける結果となりました。
銀行の声明によると、今回の業績は「好調なトレーディング収益と貸倒引当金の減少に支えられた」もので、通期の見通しは据え置かれました。
ミラノに拠点を置く同行の業績は、LSEGがまとめたアナリスト予想の利益25.9億ユーロ、売上高69.1億ユーロを上回りました。主要指標は広範囲にわたって予想を超え、特にトレーディング収益が大きな押し上げ要因となりました。
ウニクレディト、バンコBPM、BPERといったイタリアの同業他社の好決算に続く今回の結果は、好意的な金利環境の恩恵を受ける同業界の、手数料主導の収益力の強さを浮き彫りにしています。金融セクターの比重が大きいイタリアの代表的な株価指数であるFTSE MIB指数は、過去1年間で約27%上昇しています。
トレーディング収益は前年同期からほぼ倍増し、前四半期からは10倍に増えて5.05億ユーロに達しました。また、貸倒引当金も予想外に減少しました。インテーザは約100億ユーロの通期利益目標と95%の配当性向を再確認しました。
好調な決算報告は、経営陣の先行きに対する自信を裏付けるものです。投資家は今後、年内の残りの期間を通じて、同行の大規模な株主還元プログラムがどのように実行されるかに注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。