主なポイント:
- ImmunityBio Inc. (IBRX) に対し、投資家を代表して証券詐欺集団訴訟が提起されました。
- 訴訟では、同社が主力のがん治療薬Anktivaに関して重大な虚偽および誤解を招く記述を行ったと主張しています。
- FDAが同薬のマーケティングに関する警告書を発行したとの報道を受け、2026年3月24日にイミュニティバイオの株価は21.12%下落しました。
主なポイント:

イミュニティバイオ社(ImmunityBio, Inc.、NASDAQ: IBRX)の主力候補薬に関する誤解を招く主張に対し、米国食品医薬品局(FDA)が警告を発したとの報道を受け、2026年3月24日に同社の株価が21.12%急落したことを受けて、集団訴訟が提起されました。
2026年1月19日から2026年3月24日の間に証券を購入した投資家を代表して提起されたこの訴状は、同社とその経営陣ががん治療薬Anktivaについて重大な虚偽の記述を行ったと主張しています。具体的には、同社のエグゼクティブ・チェアマンであるパトリック・スン・シオン(Patrick Soon-Shiong)氏がAnktivaの能力を重大に誇張していたことを同社が開示しなかったと主張しています。
この訴訟は、イミュニティバイオがFDAから警告書を受け取ったという3月24日のブルームバーグの報道を受けたものです。その書簡では、スン・シオン氏がポッドキャストで行った、Anktivaは「すべてのがんを治癒し、さらには予防することさえできる」という主張を含め、これらは「虚偽または誤解を招くもの」であると述べられています。このニュースを受けて、イミュニティバイオの株価は1株あたり1.98ドル下落し、7.42ドルで取引を終えました。
この法的措置は同社の時価総額にさらなる圧力をかけ、Anktivaの商業的見通しに大きな不確実性をもたらしています。投資家は、2026年5月26日までに集団訴訟の筆頭原告としての地位を申請する必要があります。この訴訟は、申し立てられた虚偽記載に起因する損失の損害賠償を求めるものです。
カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所に提起された訴訟の核心は、Anktivaを革新的ながんワクチンとして宣伝した同社の記述に焦点を当てています。訴状では、これらの肯定的な記述は合理的な根拠を欠き、同薬の実証された能力を誤認させていたため、重大な誤解を招くものであったと主張しています。Kessler Topaz Meltzer & Check, LLPやBronstein, Gewirtz & Grossman, LLCを含む法律事務所がこの訴訟を発表し、影響を受けた投資家に対し名乗り出るよう促しています。
3月24日の急激な株価下落は、臨床データや規制当局の承認に大きく依存するバイオテクノロジーセクターにおける規制措置に対する投資家の敏感さを浮き彫りにしました。SPDR S&P Biotech ETF(XBI)によって追跡されているような企業がこのセクターに含まれます。同社のマーケティングが連邦食品・医薬品・化粧品法に違反しているというFDAの判断は、大きな後退を意味します。
この下落により、株価は2025年後半以来の安値となり、主要なテクニカルサポートレベルを試す展開となっています。投資家は、訴訟に対する同社の公式な対応やFDAからのさらなる連絡を注視することになるでしょう。投資家にとっての次の主要なカタリストは、筆頭原告の地位を求める5月26日の期限です。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。