主なポイント
- JPモルガンは、天数智芯(Iluvatar Core X)の調査を開始し、格付けを「オーバーウェイト」、目標株価を620香港ドルに設定しました。
- 同行は、エヌビディアの供給が不透明な中、中国のGPUメーカーに対する国内需要の強さを理由に挙げています。
- JPモルガンは、2026年から2028年にかけて同社の売上高が年平均成長率(CAGR)102%で推移すると予測しています。

中国のGPU開発企業である天数智芯(Iluvatar Core X、09903.HK)は、JPモルガンが国内市場における大幅な成長ポテンシャルを理由に「オーバーウェイト」の格付けと620香港ドルの目標株価でカバレッジを開始したことを受け、4月8日に30%急騰しました。
JPモルガンは同社に関する最初のレポートの中で、エヌビディア製品の供給が不透明な中、天数智芯は中国の大手クラウドサービスプロバイダーからより多くの設計受注を獲得できる立場にあると述べています。同行は、天数智芯の十分な供給能力を主要な強みとして強調しました。
同行の目標株価620香港ドルは、1年先の予想株価売上高倍率(P/S)20倍に相当します。JPモルガンは、同社の売上高が2026年に29.5億元、2027年に55.7億元に達し、同年の調整後利益は7.31億元に達すると予測しています。これは、2026年から2028年の間に予想される売上高の年平均成長率(CAGR)が102%であることを意味します。
この強気な格付けは、米国のサプライヤーに代わる実行可能な選択肢としての中国国内の半導体セクターに対する投資家の信頼が高まっていることを浮き彫りにしています。天数智芯の製品が既存のインフラに適応していることや、推論効率を向上させるためのPD分離技術の使用は、国内のクラウドコンピューティング分野における市場シェア拡大を加速させる可能性があります。
米系大手銀行による前向きな見通しは、天数智芯への多額の機関投資を引きつける可能性があります。投資家は、2026年にかけて同社が設計上の勝利をクラウドプロバイダーとの大規模な展開へと転換できる能力に注目することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。