主な要点:
- 華為(ファーウェイ)の「鴻蒙智行(HIMA)」は、北京モーターショーでフラッグシップMPV「Luxeed V9」を発表し、予約販売価格は39万9800元からとなった。
- V9は±7度の後輪操舵システムを搭載し、回転半径5.35メートルを実現。小型車並みの取り回しの良さをアピールしている。
- ナッパレザーやゼログラビティシートなどの高級装備を備え、高級市場においてAito M9の成功の再現を目指す。
主な要点:

華為(ファーウェイ)の高級電気自動車(EV)市場への進出が加速している。同社の自動車事業部門である「鴻蒙智行(HIMA)」は、高級MPV「Luxeed V9(智界V9)」を発表した。予約販売価格は39万9800元(約5.52万ドル)からで、中国の収益性の高い高級車セグメントの既存メーカーに直接挑む形となる。
北京モーターショーでの発表は、SUV「Aito M9(問界M9)」の成功を再現しようとするファーウェイの戦略を象徴している。ファーウェイに近い関係者は地元メディアに対し、M9が急速に市場の支持を得たことを引き合いに出し、「Luxeed V9は、Aito M9の歩んだ道を完全に再現することになるだろう」と語った。
V9の予約販売価格は39万9800元から52万9800元。±7度の後輪操舵システムを搭載し、同クラスで最小レベルとなる5.35メートルの回転半径を実現した。この機能は「途霊(Tuling)」シャシー・プラットフォームの一部であり、MPVは取り回しが難しいという固定観念を覆すことを目的としている。また、ナッパレザーのゼログラビティシートや高度な空気清浄システムなど、ハイエンドな内装仕様を誇る。
V9の投入により、富裕層世帯からの需要が高まっている中国の高級MPV市場の競争はさらに激化する見通しだ。「乾崑(Qiankun)」896ラインLiDARや「鴻蒙ALPSヘルス・コックピット3.0」などの先端技術を武器に、ファーウェイとそのパートナーはスマート機能とラグジュアリーさを前面に押し出し、国内外の自動車メーカーから市場シェアを奪う構えだ。同ショーでは改良型のR7やS7モデルも展示されており、世界的なハイエンド自動車ブランドを構築しようとする同社の野心が浮き彫りとなっている。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。