主なポイント:
- HIVE Digitalは2026年度の売上高が2億9780万ドルと過去最高を記録、前年比218.6%増
- ビットコイン保有高は150BTCに減少、AIコンピュート事業拡大を優先
- AIコンピューティング収入は1950万ドルとほぼ倍増、BUZZ HPCへの事業転換を裏付け
主なポイント:

HIVE Digital Technologiesは2026年度の年間売上高が2億9780万ドルと過去最高を記録した。一方、同社がAIコンピューティングへの注力を強める中、ビットコイン保有高は150BTCに減少した。
「今回の過去最高売上高は、純粋なビットコインマイニングから高性能AIコンピュートへと事業を多様化する戦略の成功を反映している」と、HIVEのフランク・ホームズ会長は述べた。
同社は第4四半期に7630万ドル、1株当たり30セントの損失を計上し、ザックスが調査した3人のアナリストによる1株当たり21セントの損失予想を下回った。第4四半期の売上高7180万ドルも、予想の7680万ドルに届かなかった。通期では、HIVEは1億4840万ドル、1株当たり66セントの純損失を計上した。
今回の決算は、HIVEにとって変動の大きい時期の締めくくりとなった。同社の株価は5月に2倍以上に上昇し4.90ドル近辺に達したが、ビットコインは年初来で15.6%下落している。市場は、トロント大都市圏における320MWの sovereign AIインフラ構築を発表したBUZZ HPC子会社の将来性に期待し、同社株の評価を見直している。
AIコンピューティング収入は1950万ドルに達し、前年からほぼ倍増した。HIVEはエンタープライズおよび sovereign AIワークロード向けにGPUキャパシティを展開している。同社のビットコイン保有高は、2026年度第1四半期中に331BTC減少し150BTCとなった。これは、事業資金確保のための売却と、コンピュートサービスへの戦略的シフトを反映している。
HIVEのハッシュレート目標である25エクサハッシュは変更されていないが、経営陣は具体的なスケジュールを開示していない。同社の機器効率と1コインあたりのキャッシュコストは、半減期後の収益性を評価する上で投資家にとって重要な指標となる。
BUZZ HPCの構築計画は、同社にとって最も重要な成長 catalystである。320MWのトロントエリア施設により、HIVEはTier 3コロケーションおよびGPU-as-a-Service市場で競争できる立場となるが、アナリストは具体的な顧客コミットメントと稼働開始の時期を注視している。
過去最高の売上高は、HIVEの多様化戦略が軌道に乗りつつあることを示しているが、持続的な収益性への道筋は、ビットコインマイニングのマージン縮小よりも速いペースでAIコンピュートのマージンを拡大できるかどうかにかかっている。投資家は6月2日の決算説明会で、BUZZ HPCの収益貢献とハッシュレート目標に関する最新のガイダンスに注目するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。